か行のひと

【コニー・ウィリス】犬は勘定に入れません (6日目)

せっかくの休みだと言うのに朝から雨とは…引きこもってたらあんまり関係ないか! そして読み切るのにいったいいつまでかかってんだという感じですがまだだ!まだ終わらんよ! 時間旅行ボケはたぶん直ったんだろうけど、どうやらこの主人公は素がボケだったよ…

【コニー・ウィリス】犬は勘定に入れません (5日目)

いやっほう!ようやく下巻に突入だぜ! だからと言って物語が急展開したりはしなかったんだぜ! タイムトラベルのせいで過去の改変が起ってしまいそうなので、それを修繕する為に主人公が派遣されたらしい。 でも過労のせいで頭がパーになっていてロクに仕事…

【コニー・ウィリス】犬は勘定に入れません (4日目)

ひとんちの飼い猫に虐げられ、ブルドックと寝床を争っておられる…。そろそろ本格的にこの主人公危なくなってきたぞ。 少し休憩の機会があるにはあったんだけど、いまいち時間旅行ボケが直りきらずに今に至る。あ、そのまま上巻終わった。 猫がいじめてきます…

【コニー・ウィリス】犬は勘定に入れません (3日目)

いや…まだ主人公のボケが直ってなくてですね…。 仕事上の女ボスにこき使われ過ぎてヘロへロになってた所を、見るに見かねた仲間によって少し楽な仕事を回してもらえたのはよかったんだけどね。女ボスに捕まる前に逃げるようにタイムスリップしたせいで、パッ…

【コニー・ウィリス】犬は勘定に入れません (2日目)

あまり同じ画像が続くとうっとおしいので省略。 というか翻訳ものは文章がいまいち慣れなくて遠ざかっていたというような事を昨日書きましたが おかしい、日本語で書いてあるのに意味がさっぱり分からないほど酷くは無かったはずだ。どういうことだ! 少しば…

【コニー・ウィリス】犬は勘定に入れません (1日目)

休みが短けーよーもう月曜だよー。ついでに6月突入。クールビズ推奨な会社なんで今日から薄着が奨励されているんだけど… 上着が無いとちょっと寒いくらいですな。 ところで今日のこいつ。あら珍しい、海外翻訳もののSFよ。 海外ものはいまいち翻訳文章に慣…

【古処誠二】アンフィニッシュト (3日目)

ははは、序盤のあれはミスリード、そんなの始めっから分かってたさ。ほんとだよ? 終始静かな歩みを続けていた物語ですが、最後の最後まで淡々と終わっていきました。 そして静かに本を閉じる… そしておもむろに日本の国防について想いを馳せる… 何故にここ…

【古処誠二】アンフィニッシュト (2日目)

自衛隊に小銃紛失となんだか物々しいテーマのこれですが、内容は結構のんびりした雰囲気です。 これは前作にあたるアンノウンから変わらなくてですね、殺人が起こらないミステリーなんてWikipediaに書かれてたりします。 ふざけたりすることは無く、淡々と進…

【古処誠二】アンフィニッシュト (1日目)

久々に読む本はこれ、アンフィニッシュト。 自衛隊の訓練中に一丁の銃が紛失した…という事から始まる話なんですが、作者の古処誠二氏は航空自衛隊員という経歴の持ち主。 自衛隊とか題材にした時点でもう描写の説得力は勝利したも同然ですよ。経験者は語る、…

【桂望実】県庁の星 (3日目)

チルチルとミチルじゃないですけど、青い鳥はいつも近くにいたんですな…。 店員たちの心根は腐ってなんかいなかったよ、彼らも店を潰したいわけないですよね。当たり前の事に何故気付かなかった。 そして一縷の望みをかけてたオバチャンがついに動いた! 運…

【桂望実】県庁の星 (2日目)

冬だ…冬が来た…! 売れない貧乏スーパーは相変わらず店員のモチベーションが低いし、我が道を行く県庁さんは行動が空回りしていることに気づいてないよ! 店員には忍び寄るリストラの気配、県庁さんには過ぎ去っていくだけの研修期間。Xデーは近いです。 中…

【桂望実】県庁の星 (1日目)

織田裕二主演で映画化されたのも今は昔。そんとき映画化ずいぶん早くね?って思ったね。 まあいいや、文庫化キタ!県庁エリートが民間企業に研修へ行って、悪戦苦闘する物語。 キャッチコピーは 偏差値エリートは、現場で揉まれて強くなる。 ( ゚Д゚) エリート…

【神林長平】ライトジーンの遺産 (3日目)

いやー終わった終わった。 読み終わってみればハードボイルドとSFとミステリが良く調和しており、期待通りで万歳です。 そんでハードに生きながらどこか抜けているコウさん。これこれ、こういうキャラクターはハードボイルドに良く似合うよね。気合いで性転…

【神林長平】ライトジーンの遺産 (2日目)

時は未来、人工臓器を人々が当たり前のように付ける時代。 …か、体がなんか疼く! 腕を取り換えるとか皮膚を取り換えるは、まださほど違和感無くいけたけど、骨とかはアカン!造血機能やカルシウムの貯蔵など細かく生命の神秘にふれるほど、体に当たり前のよ…

【神林長平】ライトジーンの遺産 (1日目)

ぶ厚っ!600ページもあるよ。 神林長平って名前は、日本人の書いたSFを探そうとするとまずお目にかかるよね。ずいぶん古くからSF作品を多数執筆してるようですが、自分が知った頃にはグッドラック戦闘妖精雪風が出てましたね。続巻が出るまで20年かかった…

【北山猛邦】『アリス・ミラー城』殺人事件 (3日目)

た、た確かに私は最後までこの本を読んだ筈なんだ 事件は終息したし、犯人も最後にちゃんと出て来たんだ なのに犯人が誰なんだかさっぱりわからねぇ… ( ゚д゚) … 〜完〜 ミステリーって面白ー! トリックへの拘りが馬鹿馬鹿しいぐらい素敵でした。動機が酷過ぎ…

【北山猛邦】『アリス・ミラー城』殺人事件 (2日目)

一晩明けたけどさー!まだ事件は終わってねーんだなこれが! あれからまた死人が増えてさ、もうこの中の誰かが犯人なのかもしれなくて疑心暗鬼に陥っててもおかしくないのにさ、まだトリックとかアリバイとか言ってますのよ。 こんなミステリーオタク達だか…

【北山猛邦】『アリス・ミラー城』殺人事件 (1日目)

どこからどう見てもミステリーなタイトル。しかも孤島が舞台と来たもんですよ。 いやっほう!ここまであからさまなものって逆にわくわくするよね。21世紀になってもそして誰もいなくなったに挑戦するのは何故か。作者は何を思いついたのか気になるじゃないで…

【神山裕右】サスツルギの亡霊 (3日目)

南極!ブリザード!クレバス! 兄の死の真相を探るため(なんとなく)引き受けた南極での撮影依頼。時を経ても兄の死が影を落とす越冬隊と行動を共にした拓海は、(のこのこと呼び出された先で)何者かの陰謀によって殺人の容疑をかけられてしまう! 自分の…

【神山裕右】サスツルギの亡霊 (2日目)

私的、ミステリー心得ー! ・当てずっぽうで犯人を選ばない! ・しかし自分の直感は信じるべし! この二つを胸にして、今日も行くぜ極寒の地、南極! 渡航中に発生したぼや騒ぎに、船室を荒らしていった謎の人物。兄の事故を何らかの形で未だ引きずっている…

【神山裕右】サスツルギの亡霊 (1日目)

ミステリーです。帯にそう書いてあった。 ふふふ、久々に腕が鳴りますね。私はミステリーを専門に読んでいるわけではありませんが、今までの読書人生で数々の難問奇問珍問に出会いましたからね。 まあ、結果からいえば全敗だったんだけど、それでも挑み続け…

【劇団ひとり】陰日向に咲く (2日目)

昨日、「拝啓、僕のアイドル様」がまさかのクリティカルヒットをするという予想外の出来に今日の期待は最高潮。他の話も総じて面白くってね、もうね、とっとと読みますか! 「Overrun」 ギャンブルで借金こさえた駄目男の話ですが、駄目男がホント良く書けて…

【劇団ひとり】陰日向に咲く (1日目)

ベストセラーの評判にも揺れず、映画化にも揺れず、男は黙って文庫待ち。 されど文庫化したなら速やかに回収すべし。 そう決意して幾年。夕飯の食材を買うついでになんとなく寄った本屋で、なんとなく見た棚にあったこの本をなんとなくレジに持って行き現在…

【木内一裕】藁の楯 (2日目)

殺せば十億が貰える、それに相手は殺人鬼でむしろ殺してしまった方がいいんじゃないかと思うような人間。 必死に警護をするSP達の姿を見せられながら、これならあなたはどうですか?と問いかけてくるようなアクシデントの数々。 優先すべきは感情か、矜持か…

【木内一裕】藁の楯 (1日目)

――二人の少女を惨殺した殺人鬼の命に十億の値がついた――はい!今日はこの屑の楯…じゃなかった、藁の楯をチョイスです。 十億の値がついた被疑者を命を懸けて護送する警官とかね、もうね、瞬時に色んな想像が膨らむよね。 話の展開とか心の葛藤とかそんな要素…

【木下半太】悪夢のエレベーター (2日目)

昨日驚いたところは第一章でした。 展開速いだろ次どうすんだろうと思って第二章に進むと、別視点でもう一度最初から。ネタばらしで舞台裏をお楽しみくださいってことかい、まあそんなもんですよねー。【第二章】 ネタばらし状態で初めから。読んでる途中な…

【木下半太】悪夢のエレベーター (1日目)

もうね、あらすじがね、すんごいB級映画臭漂ってんの。 そんでコメディ?もしこんな映画があっても観に行く気にはならない自信がありますよ。 へっ、こんな使い古された目新しくもなんともない設定いまどき流行んねーんだよ… …(目新しくないってなんだろう……

【加藤実秋】インディゴの夜 (2日目)

ローリコン!ローリコン! …ふう。テンション上げて頑張っているんですが、身から出た錆系の話だといまいち話に乗れませんね。 二編目がワガママ少女で三編目がモラルハザードな女性ですか。彼女らを助けざるを得ない状況になってる晶を見てると、あんたも大…

【加藤実秋】インディゴの夜 (1日目)

DJやダンサーの格好をした男の子が接客してくれるクラブ風ホストクラブ!うわぃこれは新機軸! でもDJもダンサーもクラブもホストも関係ない生活をしてる私ですから全く心が惹かれなくて序盤から躓いた感じだよ! まあとりあえず先を読みましょう。 このクラ…

【小林泰三】目を擦る女目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (56件) を見る

正直、表紙が怖いです。でもこの作者はホラー作家の皮を被ったSF作家なので、単に怖がらせるだけじゃない一捻り効いた物語を見せてくれます。たまに捻り過ぎてギャグになってますけど。そんなこんなの短編7本収録、SF成分過多でホラー成分少なめの配合な印象…