古川日出男

聖家族 (上)(下)

文庫本で上巻607ページ、下巻730ページにも及ぶ、読むのに覚悟がいる一冊。覚悟って何さ? そりゃアンタ、決まってるじゃないか。たぶん読んでも中のストーリーは理解の外のままで、1337ページを読み進めることが出来るのかって話ですよ。気合出してやり切り…

ゴッドスター

古川日出男さんは最初の頃の作品を読んで好きになった方なんですけど、新しく出るものを次々と読んでいますと明らかに作風が変化している事を感じますね。変化と言うより強化という感じの尖り具合ではありますけど。要するになんじゃぁこりゃぁ。内容に関し…

僕たちは歩かない

昨日なんとなく古川日出男氏の事を思い出したので、ちょっと前に出た買っておいた奴を取り出してきました。なにこれ絵本?てなくらいに薄かったので、少し落ち着いた時間でも取れたら読もうと思ってましたの。 そんな感じなクリスマスの前々日。この本もクリ…

ルート350 (2日目)

あ…今日は何とか耐えきれる暑さだ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 昨日の続きッス!残りの全部読んだッス! 「物語卵」 「一九九一年、埋め立て地がお台場になる前」 「メロウ」 「ルート350」 ( ゚Д゚) 先生!楽しいかったけどわけがわかりませんでした! 昨日と…

ルート350 (1日目)

凄く暑い…エアコン掃除しとこう。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜今日は古川日出男さんッス!この人は完全に作者買いッス! 全部で8つの物語が入っている短編集でした。取り敢えず今日はその内の4つを読む。 「お前のことは忘れていないよバッハ」 「カノ…

ベルカ、吠えないのか?ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)作者: 古川日出男出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/05/09メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 148回この商品を含むブログ (183件) を見る

訳が判らない物をパワフルに書かせたら右に出るものはいない、と個人的に思っている古川日出男が今度はイヌの話を書いた! …イ、イヌを主軸に20世紀の戦争と歴史を語っていやがる…。相変わらず凄いパワーだ…。精神的タフネスが恐ろしく高い登場人(犬)物たち…