冲方丁

マルドゥック・アノニマス 1・2・3

マルドゥック・スクランブル(全3冊)、マルドゥック・ヴェロシティ(全3冊)に続く、シリーズ3作目の本作。 近未来の架空都市を舞台に、最先端の科学技術で嫌というほど武装強化された変態どもが起こす凶悪犯罪と、それに立ち向かうイースターオフィスの捜…

天地明察 下 (2日目)

面白い本を気の向くまま好きな時間だけ読めるって素晴らしい。上下それぞれに1日ずつ時間をかけて読み終わりです。 作者の冲方丁さんが書かれた作品は多数ありますが、題材も作風も本当に今までにないユニークな一冊になっているんじゃないでしょうか。江戸…

天地明察 上 (1日目)

夏休みだ…!僕にも夏休みが来たんだ!やっほーぃ。 予定日に軽く休日出勤を言い渡されるなどの焦らしプレイを受けましたが、私も夏の連休を貰うことができました。ありがたや。帰省やら地元の付き合いやらはありますが、のんびりと本を読む時間もたっぷりあ…

マルドゥック・フラグメンツ (2日目)

はいマルドゥックシリーズの短編集読み終わりー。何年越しかは分かりませんがバロットさんの元気なお姿も見れて満足です。 残りの短編は主人公側の新メンバーの紹介と、マルドゥック・アノニマスで登場する人物の紹介を兼ねたお話になっていました。短いお話…

マルドゥック・フラグメンツ (1日目)

2003年刊行の第一作「マルドゥック・スクランブル」、2006年刊行の二作目「マルドゥック・ヴェロシティ」、そして2010年にアニメ映画の公開も始まり、三部作で切り良く完結(なるのか?)予定でそろそろ三作目が刊行されるとの話が2011年にちらほらしてきて…

マルドゥック・ヴェロシティ (全3巻)

昨年11月に第一部の映画も公開された「マルドゥック・スクランブル」の続編です。「マルドゥック・スクランブル」はさらに昨年、完全版の名の下に完全改稿されて出版されたりもしましたね。 さて続編とはいうものの、時系列的には前作より前のお話になってい…

マルドゥック・スクランブル 燃焼〈完全版〉 / 排気〈完全版〉

残りの2冊もゆっくり読み終る。やっぱり面白いお話は何度読んでも面白いですね。 旧版「マルドゥック・スクランブル」に大幅な加筆修正を加えた〈完全版〉との触れ込みの新装版ですが、未公開シーン追加のディレクターズカット的なものではなくて、ページ数…

マルドゥック・スクランブル 圧縮〈完全版〉

冲方丁さんの最高傑作 完全改稿との触れ込みで出版されたこちらの本。旧版「マルドゥック・スクランブル」は2003年に日本SF大賞という賞を受賞しまして、他には今年の11月にアニメ映画も公開が予定されていたりするタイトルです。 「最高傑作」との言葉が使…

微睡みのセフィロト

ウブさんがむかし出していた本が、最近ハヤカワ文庫から出た。読んでみた。 ( ゚Д゚) き、キッツー! こいつぁなかなか尖ってやがるぜ!見慣れぬ新語・造語の容赦ないラッシュに意識が一瞬で吹き飛びかけた。なに話してるのかボクぜんぜんわからないよ! 結構…

テスタメントシュピーゲル1

あけましておめでとぅー!と目出度く新年スタート一冊目…じゃないや年末最後に読んだんだったでもそんなのどうでもいいか! このテスタメントシュピーゲルは角川スニーカー文庫で出ていたオイレンシュピーゲルと、富士見ファンタジア文庫で出ていたスプライ…

スプライトシュピーゲル4

よぉっしゃぁぁぁ!見守りきったぞおぉぉぉ!( ゚Д゚) ゴーゴー特甲児童、保育園スプライト達の4冊目。オイレンシュピーゲル側で大変なことになっていた時、スプライトシュピーゲル側でもヤバいことが起こっていたのは既に判っていました。妖精さんたちが死に…

オイレンシュピーゲル肆

ゴーゴー特甲児童、不良娘ケルベロス隊の4冊目。 そして作者予告の物語が交錯する4冊目ですよ。オイレンシュピーゲルとスプライトシュピーゲルを交互に読み続けて早や6冊、全てはこの時のためと言って過言ではないのさ!目視で前作の約1.5倍の厚さとボリュー…

スプライトシュピーゲル3

特甲児童、スプライト側の活躍を描く3巻目! 相変わらずひっどい街でも、無邪気な妖精さんたちの姿は心のオアシスだね〜 (*´∀`) ハァ〜 …さてそろそろ現実と立ち向かおうか。 オイレンシュピーゲル側で何が起こっているか分からないまま終わってしまった事…

オイレンシュピーゲル参

特甲児童、ケルベロス側の活躍を描く3巻目! 相変わらず治安最低な街で姉さん方今宵もやっちまってくだせぇとばかりに事件が尽きませんな。 今回は仲良く三人が順番に物語を綴ります。彼女たちの仕事現場は相変わらずハードですが、狂気なほど忙しくない代わ…

スプライトシュピーゲル2

全身機械で全身凶器の特甲児童、フォイエルスプライトたちの活躍を描く2作目。 オイレンシュピーゲル弐と同じで一冊丸ごと一つの事件を追いかける長編となっております。というより同じ時間軸で同じ事件を追っているため、物語の展開も同じ方向に進んでいき…

オイレンシュピーゲル弐

全身機械で全身凶器の特甲児童、ケルベロス小隊シリーズ2作目。 一冊丸ごと一つの事件を追いかける長編となっております。相変わらず治安が最低の街で、警察組織は実に過激です。 こいつらの捜査には制圧と鎮圧しかないのかと思いましたが、物語のスポット…

スプライトシュピーゲル1

オイレンシュピーゲルと同じ世界設定の、違う世界、違う登場人物の物語。 この二つの世界はリンクしながら、やがて深く結び付きあうという壮大な構想を呈しているそうです。 オイレンシュピーゲルに足りなかった変態がここにいました。 意地っ張りな子を巧み…

オイレンシュピーゲル壱

なんか世界とか救いてぇ――― なんて頭が痛くなるような一言から始まる物語。 冲方さんがやるなら、何も問題ありません。シリーズ完結後に一気読みを目論んでいたのですが、モラトリアム期間が終わる方が早かったので読み始めることにしました。 すでに発売さ…