【神山裕右】サスツルギの亡霊 (1日目)

サスツルギの亡霊 (講談社文庫)
ミステリーです。帯にそう書いてあった。
ふふふ、久々に腕が鳴りますね。私はミステリーを専門に読んでいるわけではありませんが、今までの読書人生で数々の難問奇問珍問に出会いましたからね。
まあ、結果からいえば全敗だったんだけど、それでも挑み続ける私はまさにハルウララ。かの名馬ハルウララとの違いは、そもそも解く気がなかったってところかな。うふふふ。
結果はどうあれ、ミステリーならその謎に挑んでこそ楽しめるってもんでしょう。今回は本気で挑んでやりますよ!
( ゚Д゚) ヨッシャコーイ!


〜あらすじ〜
カメラマンの矢島拓海のもとに届いた一葉の絵はがき。差出人は二年前に南極で死んだはずの兄だった。時を同じくして、拓海に越冬隊への密着撮影の仕事が舞い込んでくる――


死んだはずの兄からの手紙!偶然に得た兄の遭難場所、南極行きの機会!
こ、これは…!奇跡ってほんとにあるんだなぁ。
再婚で兄弟の間には血の繋がりがないとか、家庭の事情で荒れながらも心通じ合わせることが出来た兄弟を見て温かい気持ちに。
やがて成人し、妻子を残していなくなってしまった兄に弟は何を思うのでしょうかね…。ハードボイルドな俺に感傷は似合わねぇってか、弟さん。
それはともかく初めからフルスロットルの私は、事件解決に向けてネズミの穴一つ見逃さない捜査の真っ最中。
舞台は南極の昭和基地です。雪山の山荘ってレベルじゃないですね。閉じ込められるのは3日とかじゃなくて1年半だし、南極越冬隊だから何十人も人がいるし、インターネット完備ですし、そもそも事件起こってないし。


…(・3・)アラー