【桂望実】県庁の星 (2日目)

県庁の星 (幻冬舎文庫)

冬だ…冬が来た…!
売れない貧乏スーパーは相変わらず店員のモチベーションが低いし、我が道を行く県庁さんは行動が空回りしていることに気づいてないよ!
店員には忍び寄るリストラの気配、県庁さんには過ぎ去っていくだけの研修期間。Xデーは近いです。
中編とも言えるChapter2終了の時点で、不幸もダメっぷりも底辺に来た感じがあります。ここで上昇できなければ長い長い冬の時代に入りそうです。


新しい風が入ることで組織が再生するのは黄金パターンでしょうが、このまま共倒れで敗戦はやっぱり悲惨ですな。
暴風雨の如きエネルギーは持ってるのに、全く明後日の方向に吹き荒れる県庁さん。風は…風はあるんですよ!
長年のパートですっかりスレてますが、昔は改革を目指していたという裏番長のオバチャンならきっと上昇気流に変えられるはず。ハズ!
第二の主人公とも言えるこのオバチャンだけど、彼女のハートに火が付くには今一きっかけが足りないんです。ああ、このまま終わっちゃう…。


運命の神様、ちょっとだけでもお願い!  m (゚- ゚ )




「次回、乗れるか上昇気流!」
つづく!