【神林長平】ライトジーンの遺産 (2日目)

ライトジーンの遺産 (ハヤカワ文庫JA)
時は未来、人工臓器を人々が当たり前のように付ける時代。


…か、体がなんか疼く!
腕を取り換えるとか皮膚を取り換えるは、まださほど違和感無くいけたけど、骨とかはアカン!造血機能やカルシウムの貯蔵など細かく生命の神秘にふれるほど、体に当たり前のように機能してる部分を当たり前と思えなくなってきました。ヒィィ、よく故障を起こさず生きていられたな自分。


あと人の記憶が脳だけで行われているわけではなく皮膚や臓器も記憶を持っている、人を構成する部品ですからその理屈は分かるけど、そう考えると人工のものと取り換えるっていろいろ危なくね?とか思っちゃうよね。もう倫理観との戦いです。


長編だけど、ご丁寧に体のパーツごとにスポットを当てた章で分かれておりまして、どいつも一筋縄ではいかない事件と共にやってきます。
また内臓関係が来たら覚悟しなきゃなと思い、フライング気味に先の章を覗いて見ると無さそうなので一安心。


…でも声は何となく部位が分かるけど卵って何?
予想が付かないってのもそれはそれで怖いです…。