あ行のひと

【井上夢人】the TEAM ザ・チーム

作者の井上夢人さんは昔、岡嶋二人という名前のコンビで推理作家をやっていた方で、現在独立して執筆活動をしているんだそうな。私は岡嶋二人さんの作品は読んだ事は無いのですが、井上夢人さんの方の作品はちょこちょこと楽しませてもらっています。 どうも…

【乾ルカ】夏光

この広いWeb上の何処かで発信されていたおすすめ電波を受信したけど、それは確かこんな名前の作者さんだったような気がする。たまたま店頭で並んでいた本にそんな感じの見覚えがあったのでなんとなく購入です。初めての作者さんは面白いかどうか分からないの…

【浅暮三文】10センチの空

帯に「全国の中学生に読まれている作品です!!」と紹介されているのを本屋で見つけました。どうやら中学校の国語の教科書にこのお話が載っているらしいですね。 この作者さんはメフィスト賞という賞を受賞してデビューをしているのですが、そんな人が国語の…

【大西科学】さよならペンギン

久しぶりにハヤカワ文庫の棚を覗いたら可愛らしいペンギンさんがいたのでお持ち帰りしてきました。 ペンギンさんで量子SFをやるらしい。なんだかよくわからんけど、どれも興味を惹かれる題材でございます。あと作者はライトノベル作家らしいのですがさっぱり…

【愛川晶】六月六日生まれの天使 (3日目)

ミスリードだったか、やっぱりな。(解説の通りにページを戻りつつ) 読み終わりましたよコンバンハ。なんか感想としては、出版側の宣伝に見事に釣られた感じかもしれません。フフフ…やるじゃないか。まさか「この仕掛け、あなたはどこまで見抜けるか?」とか書…

【愛川晶】六月六日生まれの天使 (2日目)

くそぅ、ちょびっとずつ意味深な手掛かりっぽいものを出しやがって!ミスリードさせる気満々じゃねぇか! ども、コンバンハ。絶賛読み途中の2日目でございます。 もうね、記憶喪失の主人公が目覚めたとき目の前に男がいたんだけどもそいつは記憶障害を患っ…

【愛川晶】六月六日生まれの天使 (1日目)

「読み終えたあと、必ずもう一回読みたくなります。」「この仕掛け、あなたはどこまで見抜けるか?」「これが、恋愛ミステリーの最高峰です。」との宣伝文句が躍る帯にホイホイつられて買ってみました。 ( ゚д゚) …のだが、いまんとこビミョー 主人公の女性が…

【小川糸】食堂かたつむり (2日目)

さ、作者のセンスが理解できないだと…!? 雰囲気的にはほのぼのしているはずなのに、思わず Σ(゚Д゚;) エーッ!!? と言ってしまう驚愕の展開の連続だった!先行き不安だった食堂の経営は、よく分からないくらいスタート直後から順風満帆(エーッ!!?)。料理を食べた…

【小川糸】食堂かたつむり (1日目)

同棲していた恋人に全てを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった―――― (裏…

【大村友貴美】首挽村の殺人 (3日目)

( ゚Д゚) 熊放置!?熊放置なの!? 鷲尻村ミステリーツアー最終日でございますコンバンハ。村を恐怖のどん底に陥れた連続殺人事件と熊襲撃事件は、なんということでしょうそのまま別のお話として独立したままで捲るページが無くなってしまいました。そんな気…

【大村友貴美】首挽村の殺人 (2日目)

( ゚Д゚) 熊怖エェ!熊超怖エェ! 鷲尻村ミステリーツアー2日目でございますコンバンハ。当初の予想通りバリバリ殺人事件が起こっておりますが、それと同等かまたはそれ以上のヤバイ事態が発生しております。熊です。 なにがヤバイってこの熊さん、普通に小説…

【大村友貴美】首挽村の殺人 (1日目)

いろいろとパーフェクトなタイトルにつられて買っちゃいました。不吉な名前以外の何を想像できようかという字面のクビキ村に、しかも殺人とか付いちゃってますよ奥さん!最初っから最後まで推理の詰まったミステリーというよりなんだか緊迫したサスペンスチ…

【有吉玉青】渋谷の神様 (2日目)

何かと悩める人たちが、赤いキャップと白いつなぎのあんちゃんからティッシュを貰ってちょっとした転機を迎えるお話でした。全部で5編入りの連作短編集。 何はともあれ、落ち込んでいる人が前向きに変わる姿は見てて良いものだなと思いますね。渋谷の神様こ…

【有吉玉青】渋谷の神様 (1日目)

単行本版のタイトルは「ティッシュペーパー・ボーイ」、裏表紙のあらすじにそう書いてあるのを見つける。 ティッシュと少年と言ったらアレしか想像できないじゃないですか。なんというタイトルホイホイ。思わず買ってしまった。 冷静になった後、何を期待し…

【井上荒野】学園のパーシモン (2日目)

うおッ、唐突に終わった!どこからか面白そうな噂話が聞こえてきたと思ったら、断片的な部分だけしか分からないうちに話し手がどっか行ってしまったみたいな!でも気分的にはたまたま聞こえてきただけだしそんなものかな、結構たのしかったなという感じかで…

【井上荒野】学園のパーシモン (1日目)

紹介文には学園小説。出版社は文芸春秋。作者は女性。きっとこの本で始まる学園劇には、当時自分もいた場所を思い起こさせる真に迫った重さがあるんだろうなと思って手に取った。読んでみたら予感は見事に当たった。女性作家が描く学校生活の空気感は異常な…

【青木淳悟】四十日と四十夜のメルヘン (2日目)

昨日の続きです。残りの「クレーターのほとりで」をさあ読むべかとチャレンジ。 表題作の『四十日と四十夜のメルヘン』があまりにもフリーダム過ぎたので、少しばかり注意と覚悟を持って行く事にしました。そしたら案の定、お話の焦点がずれるずれる。オォゥ…

【青木淳悟】四十日と四十夜のメルヘン (1日目)

本を選ぶ基準?そんなもん勘だ勘!とばかりにフィーリングチョイスしてきました。 二編収録されている内の一つ『四十日と四十夜のメルヘン』を読んでみる。オォゥ、なんてことだ全然内容がわからない。 これはもう作者が意図的にやっているのでどうしようも…

【芥川龍之介】羅生門・鼻・芋粥

夏休みももうすぐ終わりですね。いやーマッタク!読書感想文なんてものに煩わされずに名作が読めるって素晴らしい。 教科書に載ってる中途半端なものじゃなくて、改めてちゃんと読んでみようと今度は芥川龍之介の羅生門を手に取ってみました。ほぼ自分の記憶…

【小澤征良】蒼いみち (2日目)

カテゴリの欄を少し短くした!完全に自分ルール! 刊行情報を意識してチェックしておく人とかいっぱい読んだ人を専用カテゴリにしてるとかそんな感じです。 あ、そうそう蒼いみち。 毎日の生活に不満は無いけれど、どこかイマイチしっくりこないと悩んでおら…

【小澤征良】蒼いみち (1日目)

(カテゴリーが無駄に長いのでなんとか整理を試みてます) (今日は金曜日ですね) (これ、始めちょろっと読んだくらいで時間がなかったからほとんど読めてないんだよね) (でもそれは金曜日とか全然関係ないんだ) えーとあとは… Q.これを選んだ理由は? …

【大崎梢】配達あかずきん (2日目)

日常の謎っていうけどさー!どうしてこう犯罪というか、きな臭い方に話が進むのでしょうかね。 「配達あかずきん」とか「ディスプレイ・リプレイ」とかさ、全然日常的じゃねーぞどういう事だと問い詰めたい… …ハッ いや、これが書店員の日常なんではなかろう…

【大崎梢】配達あかずきん (1日目)

本好き・本屋好き必読とな。謎なキャッチコピーだ。 本日は「初の本格書店ミステリ」と自ら主張の、こちらの本からお送り致しております。 要は日常系ミステリなんじゃなかろうか、と思いますが何かこだわりがあるのでしょう。まあいいや。 いやー、日常系ミ…

【奥田英朗】町長選挙 (2日目)

昨日のつ・づ・きッ …だけども、時事ネタが濃すぎてだっからよーみたいな気分ですよコンバンハ。 「カリスマ稼業」 そして何とも言えねぇ。どっかの実在する女優ですな、モデル。だから人物を特に説明してくれなくてもキャラクターが掴めると言うか…二度手間…

【奥田英朗】町長選挙 (1日目)

(右側のカテゴリーを見ながら) お…お…奥田…、えーと…いねぇや。このブログには初登場でしたか。奥田英朗氏追加、と。 しかしこのカテゴリー分けも無駄に長くなっちゃって、考え直さないといけないね。まあ何時かこうなると予想はしてたけどね、そのうち何…

【絲山秋子】沖で待つ

久し振りのブログの緑色が目に優しい。 取り敢えず薄かったからこれ選んでみた。絲山秋子…むう、海の仙人の人か。で、これは芥川賞受賞と。 それ以外何も思い付かないのでさっさと本編にでも…。あ、唯でさえ薄いのに短編集だ。 「勤労感謝の日」 さらに文字…

【打海文三】されど修羅ゆく君は (3日目)

うっはぁ…めんどくさい事件だなぁ…。 真相を求めた先に待っていたのは何とも大きなスキャンダルでしたよ。 正直な感想?うん、勝手にどうぞって感じだったね。思いっきりワイドショーネタだな!こんな事件の特集、TVでやってても絶対チャンネル変えるよ! ス…

【打海文三】されど修羅ゆく君は (2日目)

山奥で偶然出会った中学二年の女の子をナチュラルにナンパして山小屋へ誘う二十九独身男… 初っ端から良い夢見させてもらいましたぜ。このタラシ!この男に掛けられた殺人容疑を巡って物語が動き出します、なんて書くとこの女の子の身が危なそうな気がします…

【打海文三】されど修羅ゆく君は (1日目)

本屋で、"本物"を読ませたい書店員が待ち望んだ―― なんて感じでお勧めされてちゃ気になっちゃうじゃない。 そういえばこのブログを立ち上げたのも「本ブログやれば面白い本の情報が訪問者から集まってくるんじゃね?」みたいな目的が当初あったんだけど、す…

【石井睦美】レモン・ドロップス

児童文学? やたらと平易な言葉で綴られる文章は、今まで出会ってきた児童文学にカテゴライズされる作品達と同じ薫りがするんですけどね。 そもそも私が児童と呼べる時代には教科書くらいでしか読んだことが無かったんで分からないんですが、大きくなってか…