【愛川晶】六月六日生まれの天使 (1日目)

六月六日生まれの天使 (文春文庫)


「読み終えたあと、必ずもう一回読みたくなります。」「この仕掛け、あなたはどこまで見抜けるか?」「これが、恋愛ミステリーの最高峰です。」との宣伝文句が躍る帯にホイホイつられて買ってみました。
( ゚д゚)  …のだが、いまんとこビミョー
主人公の女性が記憶喪失だってのはいい。なんとも心躍る設定じゃないですか。実は俺、なんか凄い秘密を持っていたんだよ!なんだってー!なんていう展開がとっても期待できるじゃないですか。ワクワクじゃないですか。そしたらイッた快感から戻ってきたら自分の名前すら思い出せなくなっていた、なんて始まり方されてどうしたらいいかさっぱり分からなくなっちゃったぜ。シリアスな雰囲気は漂っているんだけど、ギャグじゃねぇのか…。
まあそんな事はおいといて、必ずもう一回読みたくなるという一文がやっぱり気になりますね。そういう宣伝文句自体はワタクシ、初めてじゃなくってよ。たいてい最後にどんでん返しがあって、今読んでる印象は全部ミスリードされたものと相場が決まっているもの。ククク…この勝負、こっちがちょっと有利かのぅ…?