【大崎梢】配達あかずきん (1日目)

配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

本好き・本屋好き必読とな。謎なキャッチコピーだ。
本日は「初の本格書店ミステリ」と自ら主張の、こちらの本からお送り致しております。
要は日常系ミステリなんじゃなかろうか、と思いますが何かこだわりがあるのでしょう。まあいいや。


いやー、日常系ミステリって実はあんまり面白いのに出会った記憶が無いんですよねー。簡単に言うと謎の真相がハハハそんな無茶な という感じのが多すぎると思います!
その辺は殺人が起こるミステリでも同じですが、あっちはファンタジーの域にまで到達してるのがあるからね。麻耶雄嵩とか好きです。
そういうのと比べると、無茶を通り越して楽しくなってくるようなパワーが少し弱い印象。でもいつか出会えると信じてる。
さて、配達あかずきんはどうなんでしょうね。


「パンダは囁く」
まあ導入ですから、舞台となる本屋さんの仕事っぷりが書かれるのは不思議では無いんですが…。
不思議だ!働いてる書店員を見てるだけなのに面白いぞ!
本屋さんで本を探すのは面倒臭いですけど、それが楽しいという気持も良く分かります。客の曖昧な記憶から目的の品を探すのも、イントロクイズみたいで挑戦したくなるぜ!もうミステリ要素これでもいいような気に…
っと、ここで本題が登場したっぽいですな。ハハハ、さっぱりわかんねぇ。

そんで超展開キター!!


「標野にて 君が袖振る」
やっぱりか!やっぱり日常系ミステリは無茶をやらかすのか!とか思いながらの2つ目。
書店員さんの所に客が尋ねものをしにくるまでは変でも何でもないんだがねー。また誰か来た。
故人の恋の話に花を咲かせちゃって、女の子ってそういうの好きよねー。

これもまた展開がトんだ!
思いっきりパッピーエンド的な雰囲気が漂ってますけど、手放しで喜べるような事…なの?ボクにはよくわかんないや。


〜〜〜〜
そもそも憶測だけ重ねて検証作業を殆どしないのが、なんか居心地悪いというか収まりがつかないというか。
謎が少しでも分かったら、すぐ確かめたくなるんだけどね…。