あ行のひと

【上村佑】守護天使 (2日目)

本作のヒロインは勝子。反論は認めんっ! 正々堂々!真っ向勝負でオッサンが女子高生を助ける話だった!気持良いくらいでした。 完全に自己満足だし自己完結だしで、よく考えちゃうとテンションガタ落ちするんで考えることを止めました。めでたしめでたしで…

【上村佑】守護天使 (1日目)

ハゲでデブで貧乏の中年オヤジが、通勤電車で見かけた女子高生に恋をして彼女を危機から守るために立ち上がる? なんですかそのベタな設定は。大好きですよ。 自分でもまた買うとは思わなかった日本ラブストーリー大賞の、第2回大賞受賞作ですって。これも…

【蒼井上鷹】出られない五人

[asin:4396208197:image] 急逝した作家、アール柱野を忍び、ビル地下にあるバーでとある会合が開かれた。しかしそこに集まった五人は、それぞれある思惑を抱えていて…タイトルの通り、この五人は出られません。出られないというか出たくないという感じなんで…

【有川浩】空の中 (4日目)

大概、初めての異種間交流というものは不幸な結果になるものですけど、今回は相手が比較的友好な態度を崩さなかったおかげで良い方向に進んでいってます。 しかし、クラゲが暴れたおかげで犠牲者が出たはずなのに被害者が出しゃばってきませんね。遺族として…

【有川浩】空の中 (3日目)

なるほど、日本人は「治療」することを選んだわけですか。 分裂した存在を個々の人格と捉えることによって多重人格障にみたて、話し合いで意識の融合と人間との和解を同時並行で進めていってます。 受身的な姿勢が不安ですが、強気に出られないあたりは日本…

【有川浩】空の中 (2日目)

でけーーーー!! このスケールで空飛んで透明で喋るのか!この謎の物体にわくわくですよ。 透明なのに太陽光をエネルギーにするとか、電波は透過させないと検知できないとか軽く私の理解力を超えちゃってます。オーバーテクノロジーってやつですね。 そして…

【有川浩】空の中 (1日目)

ふぃー、やっと文庫化しましたか。デビュー作が電撃文庫だったのにその後刊行される作品は単行本ばかり、お陰で塩の街を読んだきりでお預け状態。(単行本って高いよね) 文庫化したと思ったら、角川文庫で出してきましたか。同じハードカバー出版のシフトは…

【我孫子武丸】8の殺人新装版 8の殺人 (講談社文庫)作者: 我孫子武丸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/04/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (21件) を見る

ミステリって結構ファンタジーですよね。孤島に取り残されたりとか雪山の山荘に閉じ込められたりとかミステリ特有の異常空間です。それで今回読んだこの本もなかなかファンタジック。殺人トリックのために、物語のドラマや人間模様を一切捨て去ってました。 …