【上村佑】守護天使 (2日目)

守護天使 (宝島社文庫)

本作のヒロインは勝子。反論は認めんっ!


正々堂々!真っ向勝負でオッサンが女子高生を助ける話だった!気持良いくらいでした。
完全に自己満足だし自己完結だしで、よく考えちゃうとテンションガタ落ちするんで考えることを止めました。めでたしめでたしで終わったからそれでいいと思う!
私刑をやっちゃダメじゃないとか思ったり…おっと考えるのを止めたんだっけ。


そんなことより勝子ですよ。恐ろしく暴力的で破壊的な鬼嫁ですが、金を持ち出して家出したオヤジを勝子が探しまくる場面でドキッとしましたね。一瞬で気づきましたよ、オヤジに対する愛情が半端無いって。惚れそうでした。
オヤジの決意に対して多くを語らず理解を示した、いや、あれはもう捨てられないように従う怯えた子犬のようでしたね。どうしてそこまで尽くすのか哀しくなるくらいでしたよ。あんな良い嫁さんはいないね、勝子のラブが大賞級ですよ。
ダメオヤジは結局ダメオヤジの印象のまま終わりましたけど。ある意味徹底してたと思う。



え、外伝ですか?
…あれは見なかったことに。
本編以上に真っ向勝負でした。