【大村友貴美】首挽村の殺人 (2日目)

首挽村の殺人 (角川文庫)


( ゚Д゚)  熊怖エェ!熊超怖エェ!
鷲尻村ミステリーツアー2日目でございますコンバンハ。当初の予想通りバリバリ殺人事件が起こっておりますが、それと同等かまたはそれ以上のヤバイ事態が発生しております。熊です。
なにがヤバイってこの熊さん、普通に小説の主役を張れるだけのスペックを兼ね備えていやがるのです。体長は軽く2メートルを超え、村に下りて来ては人を襲う襲う。見た目の迫力、知名度、その被害っぷり、なんてことだどれもパーフェクトじゃないか。現在は村の猟友会が厳戒する中、熊と人との命がけの戦いが繰り広げられています。単独行動している村人に突然お話の焦点が替わったら要注意。どう見ても熊遭遇フラグです。ありがとうございましイヤアアアァァァ!! 正直殺人事件どころじゃねぇ!

ところで熊が人を殺しまくってる最中なら殺人自体も熊のせいにしそうなものですが、どうやらこの殺人事件の犯人は自分なりの美学があるようです。なんか最近の犯行では、被害者を木に逆さ吊りして氷柱にするという奇怪な事をしていました。熊がまた人を襲った後だったのですが、これはなかなかインパクトがありましたね。熊と殺人犯、どちらも互いに譲らぬ存在感を示しています。というかお前ら張り合うなよ!

駄目だこの村…!エキサイティングし過ぎてやがる…!