かめ探偵K (1日目)

かめ探偵K (メディアワークス文庫)


2010年、北野勇作氏は一度メディアワークス文庫に「メイド・ロード・リロード」という自身でさえ未体験のメイドさん萌え萌え小説を引っさげ、ライトノベル界へと降臨されました。
そこで作者は例えどのようなフィールドだろうが変わることのない、いや不器用なまでに変えることの出来ない己のファイトスタイル(作風)で果敢に戦い抜き、実写メイドさん魅惑の生足ガーターベルト表紙という出版社側の冷血な策略でまんまと誘い込んだ人間を、容赦のない混乱の渦へと叩き込むという鮮烈なデビューを飾りました。(google俺調べ)
あまりの人気ぶりに正直メディアワークス文庫では干されたんじゃねぇかなと思っていましたが、なんとまさかの二作目が今月刊行されるという運びになっていました。へへっすまねぇ、俺の勝手な思い込みだったようだな!まだ誰も見捨てちゃいないんだ!
表紙にはイギリス紳士風の帽子と上着とステッキを着こなした、つぶらな瞳のかめさんがたたずんでおられます。探偵業を営んでいるというこのかめさんが、次々と舞い込んでくる依頼人の謎を甲羅の中で推理していくという、どこか可笑しなお話がこれから始まるようですね。とても親しみやすそうな、和やかな雰囲気も漂ってくるようです。


クククク…さぁ、はたしてそうかな?