薔薇のマリア 15

薔薇のマリア 15.愛も憎しみも絶望も (角川スニーカー文庫)


今年も始まって早々、薔薇のマリアさんとご対面です。ちょっと奥さん、作者はマリアさんをもう少しで終わらせるつもりらしいですのよ。なんとか長く続かせるつもりでもあるらしいですけど、ちょっと寂しい話だわ…。
さて本編ですが、確かに終章に向けて動き出しているのが感じられました。話が進んでるぞ。珍しい。
その代わりものすごい勢いで大量の造語や新語が出てきて私の理解は一瞬で遥か彼方に!翻訳もののサイバーパンクSFでも読んでいる気分だぜ。一先ずこの巻は伏線をばらまくのでいっぱいいっぱいのようです。
ちくしょう!おかげでマリアさんの出番が少なくてツライなこんちくしょう!あとアジアンのへタレ!
マリアさんが「恥ずかしがってるのは自分でしょ?(訳:いいからアタシを襲いなさいよ!)」なんていう今までにない強気な態度に出たのに対し、それを聞いたアジアンはボーゼン自失!
(; ゚Д゚)  エーッ!?お前普段あんなハズカシイ台詞言えるのにそれは無理なのかよ!
そうこうしてるうちにマリアさん、また一つ歳を取ってたみたいだぞ。すこしひやっとしましたが、まだ女の子だと間違われるようで一安心。でもマリアさんが女の子から美女へと変貌する可能性もなくなったようだ…。というか作中で数年たったはずなのに主人公チームのロリ成分は微塵も揺らぐ気配がないな。チームに一人いる魔術師が食事になにか混ぜてるに違いない。