薔薇のマリア 16 (2日目)

薔薇のマリア 16 さよならはいわない (角川スニーカー文庫)


なんとか敵軍が到着しないままで終わる事はありませんでした。最後っぽい感じがする総力戦がようやく始まったようですね。
と言うわけでマリアさんは再び戦火の中へレッツゴー。敵の最初の見せ場も一段落付き、本格的な戦闘は次巻へ!という感じで終わりました。
いままで散々ばら撒くだけばら撒いて放っておいた伏線も回収が始まるんでしょうか。うん、それは楽しみだ。それと仲間の方も景気良く足とか腕とかが吹っ飛ぶようになってまして、最後だからもう戦えなくなってもイイよね?レベルで描写が過激になって行きそうな気配がありました。うーん、だがまだどうだろうという感じでもあります。腕とか普通にくっつく世界ですし。一番酷い事になってるやつでも、素性を考えると脱落する確率は半々くらいかな…。しぶといやつめ。
まあマリアさんさえ無事なら個人的にはどうでもよかったりします。いや、次々とマリアさんを守るために倒れていく仲間たちというのもいいかもしれない。そして全てが終わった後一人だけ生き残るマリアさん…、信頼していた仲間を失くし瞳が曇ってしまったマリアさんだけがそこに…、…それもアリですね。
流石にそれは寂しすぎる気もするんで、アジアンを側に付けときましょう。自我も喪失し、ただ生きるだけの人形になってしまったマリアさんを甲斐甲斐しく世話するアジアン。いつかまたその憎まれ口をたたいてくれると信じて。…これはもう全米が泣きますね。
知らーん!本当はどうなるか知らーん!
作中に突如現れた謎の救世主"黒い薔薇<ダークローズ>"マジカッコイイ。一人だけ作品違うよね。やはりヤツこそがこの作品のヒーロー(主人公)か…。あ、マリアさんはもちろんヒロインです。