薔薇のマリア 17

薔薇のマリア 17.この痛みを抱えたまま僕らはいつまで (角川スニーカー文庫)

キャー、マリアサーン!
薔薇のマリアさんもそろそろ終わると言われている17冊目。そりゃぁ17冊も出せば最終回がいつ来てもおかしくないでしょう。
そして流石17冊も出しただけあって、話の方は相変わらず進んだよーな進んでないよーな亀の歩みで進行しています。お約束ですね。
何があったかって言えば、敵に襲われて戦って今回も勝ちました…というお話だしそんなのシリーズ通してずっと同じようなものだしいまさらどうでもいいわい!そして同じようにシリーズ通して私はマリアさんにハァハァ言っているわけです。基本ずっと同じ。いいじゃないか同じでも。
とにかく物語の大事な部分が明かされるのはこの巻ではなく、次の巻以降にこうご期待で終わります。
ただ終わりが近いにしては、意外と主人公の仲間が元気いっぱいな事に驚きました。今までの物語では容赦なくサブキャラが死にまくってましたが、主要人物みたいな大事なキャラを殺すにはこのタイミングしか無いだろう!と予想を付けていたのでちょっとドキドキ。いやまぁ、みんな平和で過ごすことに越したことはないですけど、激戦の果てに信じていた仲間を全員失って精神崩壊、療養施設で意識を喪失したまま甲斐甲斐しくアジアンに看護され余生を過ごすマリアさんありといえばありだな…なんてかなりイっちゃったことも考えてる私にとっては大人しく感じるのも仕方ないよね。中途半端なキャラの使い捨ては止めて欲しいなと思っていますが、やるならとことん、じゃなかったら…ね、平和がいいよね?
しかしマリアさんの魅力ビームがアジアンとかだけじゃなくて、キンググッダーおじさん(たぶんラスボス)にも通用したら面白いんだけどな…。マリアさん、いままで色仕掛けとかしたことなかったしな。本気を出せば行けるんじゃないか…いや、きっといける!薔薇のマリアってそういうお話でいいと思うんだ!(願望)