【リリー・フランキー】東京タワー オカンとボクと、時々、オトン (1日目)

東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫)


遅ぇー!文庫化超遅ぇー!誰も知らないマイナーな作品どころか、むしろ知らない人の方が少ないんじゃないかっていうくらいかつて世間で話題になった「東京タワー」が、5年の歳月をかけてようやく文庫化してくれました。人気があるのに何故こんなにゆっくりとした登場になったのだろう。2006年にこの作品は本屋大賞を受賞していますが、同じ年に受賞した作品どころかその3年後に受賞した「告白」にすら文庫化で先を越されています。

それにしても長かった…。ベストセラーで話題になった後ドラマ化されましたよね。軽く調べたら単発と連続の2回もドラマ化されているみたいじゃないですか。その後映画化もされて、さらには月日が流れて確かTVでオンエアもされちゃったような気がします。いつか本の方を読むからネタばれ回避! と全てスルーしてきましたが今は若干後悔。うーん、1600円払ってさっさと読んじゃった方が、いっぱい楽しめて費用対効果が良かったかなぁと損得勘定でちょっと考えちゃいます。より楽しめるならブームにだって乗っかりたいじゃないですか。


まあそんな過ぎた事はいいのですよ。そんな世間のブームも落ち着いた今、ひっそりとこの家族の物語を読み始めています。