正義のミカタ(1日目)

正義のミカタ (集英社文庫)


おおーっとぅ!私が個人的に好きな作家さんの一人、本多孝好氏が本日登場だ!こいつは早速右に専用カテゴリを追加しなくてはね!
ども、こんばんは。ただ今絶賛読み途中の本はこれ、本多孝好氏の文庫化作品最新作「正義のミカタ」です。ようやく単行本から文庫になってくれました。
この作者さんは巷じゃ「村上春樹チルドレン」とやらにカテゴライズされているらしくて、他のチルドレンには伊坂幸太郎(好き)や金城一紀(読んだ事ない)といった人が名を連ねています。なんか村上春樹に影響を受けたとか作品がそれっぽい人に付けられる通称のようです。まあ私のような春樹もチルドレン達も市場に出揃っている状態から本を読み始めた人間からすれば、どっちの作品を先に読むかは完全に運任せの様なものでしたので似ているとか影響を受けているとかあまりよくわらないんですけどね!
さてそんな事は置いといてこちらの本ですが、読む前から私の気分は上々であります。いきなり何を言うんだという感じになりますが、正直言ってこの前に文庫化した作品「真夜中の五分前」はつまらなかった!もうね、作者さんの作品はほとんど全てと言っていいほど面白かったのですが、最後に読んだそれだけはファン補正で目を覆い隠しても誤魔化すことは出来ませんでした。そりゃ多数の作品を書いていれば一本くらい外す事もあるさ次はきっといつも通りさ、なんて気を取り直して待つ事三年。…三年も経っちゃったよ!長ぇ!でもその時が来たわけですよ。


お話の舞台はとある大学。高校時代にハードないじめられっ子だった主人公君は、あわや大学でも同じ道に陥ろうとしていたところ見知らぬ人間に助けられます。その見知らぬ彼が所属するのは「正義の味方研究部」。
正義の味方とはなんぞや?という感じですが、人が人を裁く矛盾について真っ向から突っ込んでいくような真剣10代しゃべり場ガチンコストーリーが展開されています。
いじめられっ子だった人間が何を出来るのかはさっぱりわかりませんが、取り敢えず正義の味方研究部の部員にスカウトされちゃった主人公君。これは新たなヒーローが誕生した瞬間だったのでしょうか?取り敢えず続きはまた明日!