【津原泰水】ブラバン (3日目)

ブラバン (新潮文庫)


し、渋い!切ない!そんでもの凄くまっとうなお話だった!
怪しげな幻想世界を希望していた身としては当初の目的が果たせなくて残念ですが、素直な青春群像劇もこれはこれで良いものです。そもそも裏表紙のあらすじを見た時点でだいたい予想は付いてたしね!
思い出として作中に出て来る多数のアーティストに楽曲に楽器には、ことごとくピンとこない音楽おんちな自分が少々ネック。これは作品の魅力をだいぶ無駄にしているなと感じたけど、仕方ないものは仕方ないね。自分とお話の高校生とは20年くらい世代がずれているしね。そもそも吹奏楽自体に興味が…
くそう、作者が選んだ題材が俺を拒絶しやがるか!