Charlie and the Chocolate Factory

Charlie and the Chocolate Factory (Puffin Modern Classics)


日本語版のタイトルは「チョコレート工場の秘密」。どちらかと言うと映画の訳題「チャーリーとチョコレート工場」の方が自分は馴染み深いですね。
はい、本日のこちらの本は久々のえいごの本です。うん、最初から最後までぎっしり容赦のない英語原文仕様であります。
一応児童書らしいので、たぶんきっと、おそらくですが内容は易しめなのではないかと思われます。私もそんな気はします。
なんでそんなに自信がなさ気なのかと言いますと、このチャーリーとチョコレート工場というお話はかなーりおふざけ気味な内容でして、基本ギャグテイストな出来事ばかり起こりますがその実は結構エグイ事をやらかしまして、容赦のない暴力がチョコレート工場に招待された子供たちに振るわれまくります。つまり常識で理解し辛い。私のようなたどたどしくしか英語を読めない人間からしますと、想像力が貧困故に知らない単語を文脈から推測する事が非常に困難になります。ヒャッハー!今回も俺の電子辞書が火を噴くぜ!(絶え間のない検索に若干心が折れながら)
ちなみに私には文章がこんな感じで見える↓(原文より俺訳)
(工場内でのセリフ)「これはミックスチョコレート!チャーンしてパウンドしてビートしてライトアンドフロスィーする!滝を使ってチョコレートを混ぜ合わせてる工場は世界中でもここだけさ!」
辞書を使わないと微妙に何言ってるか分かりません。なんかカタカナの所は、かき回して潰して泡立てるみたいな事を言ってるみたいよ。
世界中に散らばった5枚の当たりチケットを手に入れた5人の子供たちが、お菓子トップシェアの会社の工場へご招待、終わりにはステキなお菓子のプレゼントもあるよ!という至極まっとうな導入でこのお話は始まります。私はこの本を読む前は、実はこの工場はとんでもないデンジャラスな場所なんじゃないか、じゃないとお話にはならないんじゃないかとか思ってましたが、この工場自体は結構まともなんですよね。普通に見学すればわーいすごーいで平和に終わる内容でした。ただチケットを手に入れた子供たちがことごとくクソガキ共でした。
このガキ共、とにかく工場長(チャーリーさん)の言う事を聞きません。頼む、それは止めてくれ!とか、危ない!とか言っても無視し、ヒャホイ!お菓子が俺を読んでるぜ!と機械に特攻し当然の如く巻き込まれて工場見学から脱落します。本当の工場だったら手足の1本や2本吹き飛んでもおかしくない、というか死ぬだろこれという状況にクソガキ共が次々と特攻していく狂気!まあ全員無事なんでお母さんも安心ですけど、割と常識で理解し辛く、俺の理解してる内容で本当に合ってんのこれ…と若干不安になることもあったとかなかったとか。洋書ってホント違う意味で難易度高いよー!
主人公のチャーリー少年は主人公らしく最後まで工場見学を終える事が出来ますが、彼が脱落しなかった原因は別になにもしなかっただけという、他の参加者のレベルの低さに頭を抱えたくなります。まあイギリス流のジョークというやつでしょうかね、これも。まだまだ気持ちよく笑えるには鍛錬が必要ってことさ。先は長ぇ。