【津原泰水】ブラバン (2日目)

ブラバン (新潮文庫)

とりあえずタイトルを平仮名にして「ぶらばん」という某音楽系アニメみたいな名前を思いつく。さっそくグーグル先生で検索してみると、そのものズバリ「ぶらばん!」というエロゲーが既に世の中に存在する事を発見する。いかん、また一つ賢くなってしまった。そんな一日。

高校の吹奏楽部を舞台にした青春物語も、ただ今まったり進行中。お話のメインは高校卒業20余年後の世界で、青春時代の事柄は当人たちの思い出話の中で語られていっています。当時を思い出す事になった原因は、ある部員の一人が自分の結婚式にみんなで集まって演奏をしたいと提案したことだそうな。四半世紀を過ぎてかつての部員たちの行方が少しずつ聞こえて来るたび、なんとも懐かしいような感慨深さを覚えます。会った事も無いのにフ・シ・ギ。
全体の雰囲気があんまり物語という感じがしませんな。お話自体が思い出話をしているように昔あった事実を淡々と述べているわけなんで、そう感じるのは当たり前と言えば当たり前かねぇ。しみじみする。
もうすぐページも尽きるけど、あとは吹奏楽部が再結成して演奏するかどうかだね。今までまったり雰囲気なんで派手な結末とは無縁だろうきっと。おもしろい結末になれば良いなと思いつつ、残りは明日に回して今日は終わり!