プリンセス・ビター・マイ・スウィート

プリンセス・ビター・マイ・スウィート (MF文庫J)

何処かで聞いたことあるタイトルだなーと思ってたら、ベネズエラ・ビター・マイ・スウィートを書いたロックな人じゃないですか!
殺して埋めて生き返ってという常識外れの行為をしれっとやられて大混乱したのもいい思い出。
あの独特の雰囲気というか空気感は惹きつけられるものがありましたから、また新しい作品で出会えるのは嬉しい所です。今度はどんな物語を見せてくれるのでしょうか。
(ぺらっ)


ひとつ、タマシイビトには記憶を選んで抜き取るものがいる。
ふたつ、タマシイビトは記憶を食べないままだと狂い出す。
みっつ、タマシイビトは人の女に入り込んで子供を残す。



( ゚Д゚) ぞ、続編だぁ!!


でも今のところ出てくる人は違いますし、普通の高校生活が書かれているようで特に繋がりがあるように感じられません。あの常識破壊なロック魂もあるわけじゃないしなぁ。
…あ、双子だ!前作のラスボスの双子があんな所にいる!確かに同じ世界の話みたいだ!

いやーでも前からなんとなく分かってましたけど、あの双子の姉妹は可愛いなー。なんていうの?えげつないこともしたけどやっぱり心は子供みたいに純粋だったみたいな?「兄ちゃんのえっち〜」とか「兄ちゃんのへんたい〜」とか戯れられるとハハハいけない子だなぁと紳士的にならざるを得ないというか…
…ハッ


と、まあ懐かしキャラが出てきたことで前作を読んでおく事はかなり重要だと思われます。
そんで最初は大人しかったけど内容はやっぱりロック!
ロック!ロック!
父ちゃん外国で姉ちゃん拾って来たよ!
ロック!ロック!

よくあることさ!作中に出てくる嘘くさい話が悉く事実だった時、そういえば前作もそんな感じだったと思いだす!


でも今作はかなり熱い恋の物語だった。感情爆発、想いを全力でぶつけて勝ち取る熱い戦いに燃えますぜ。
前作は「き、嫌いでは無い!」という感想でしたけど、今回は「最高だぜベイベー」と言える面白さでした。