らぶジェネ!

らぶジェネ! (MF文庫J)

ひきこもり時期にギャルゲーにはまった暗黒史を克服すべく高校入学を機に心機一転を図る男、柳沢航!
現実の彼女を作って目指せ高校デビュー!さらば二次元の彼女たち!
しかし入学三日目にして一目惚れした相手からヘンタイ認定、おまけに突然ゲームの中からヒロインが実体化してきた!




だからライトノベルはあらすじから面白さを推し量ることが困難…とも限らないね、十中八九分が悪いどころか万死の中に一生を得ることすらないだろうなと思ったよ。
でもそんな諦めは表紙を捲った瞬間に通り過ぎた。
[ 表紙 ]

ぺらっ


あれ…同じ…じゃない?表情が微妙に驚いてる?…ハッ!
確信したね、これ描いた人アホだろう。
平均的なダメな本は読み終わった後に「これはひどかった」と思うんですが、この時点で同じくらいのひどさを感じました。
突き抜け過ぎてて面白かった。
展開の荒唐無稽さに呆れたり混乱したり苛立ったりするような時期はマッハの速度で過ぎ去り、残りはひたすらハイテンションでアホな話を楽しむ。
朝倉涼子は唐突でシュール過ぎた。でも個人的にギャルゴの話題が出てきたことがツボにきました。有名どころなら分かりますがピンポイント過ぎる…。


ええ、もう他はひたすらギャルゲ脳全開のとんでもラブコメディですよ。
素晴らしいじゃないですか!理想の女の子が現実に出てくるんですよ?自分の願望を否定すると言うまいな!?

こういう突き抜けたお話、大好きです。