めしあのいちにち2

めしあのいちにち〈2〉 (電撃文庫)
買ったぞー!2巻だー!

前作を読み終わったときにいろいろ不安が残りましたが、それらを押し切って手に取らせる理由が私にはある!
長女も次女もめしあにも興味は無い!

( ゚Д゚) ヴァー子だ!

頑張り屋さんのヴァー子にスポットか当たることを期待して、めしあのいちにち再び始り〜。


〜〜
十三年前、なんだか天使っぽい人から突然世界に授けられた子供「めしあ」。ついでにこの天使っぽいのは世界が滅ぶと言い放ち、この子が世界を救うとか言って消えちゃうもんだから世界は大混乱。本当に世界は滅ぶのかとか、この子は救世主なのかとかで一躍時の人となっためしあちゃん。世界中の人がその動向に注目している(ハズの)彼女は中学三年生になり、何故か現在は殺ヶ原家というヤクザみたいな家庭で過剰な警護を受けて生活しているのであった。そんなめしあのいちにちにスポットを当てた感じのお話。


なんか委員会とかいう機関が出しゃばってくるばかりで、世の中の人間がめしあをどう扱っているかよく判らないんですよね。記者やパパラッチに追いかけ回されている訳では無いようですし、国家や学者も興味無しですか?巨大なファミリーを形成しているような殺ヶ原家が、外敵を徹底的にシャットアウトしているせいか、めしあは素直でいい子に育っているようです。そのめしあ中心に物語が進む限り、読者は世の中の様子を知ることが難しいのかもしれませんな。


そのめしあがラブレターを貰う話が一つ目。
むぅ!ヤクザの娘で世界的有名人に告白する無謀な中学生がいるのか!相変わらずどう扱われているか分かんないな…。実は一般人は終末なんて信じてないのかもしれんね。


それにしても淡い恋心に照れたり慌てたり可愛いなぁ、ヴァー子が。
恐ろしく乱暴で傲慢な人たちの中で必死に生き抜く姿が、相変わらず心を打つぜ…。それでもめしあの事を気に掛ける彼女は、思いやりを忘れない心優しい子以外の何者でもありませんよ。保ぐらいいくらでもくれてやりゃあいいじゃないか。
頑張れヴァー子!負けるなヴァー子!私はいつだって君を応援しているぞ!


二つ目は姉の練子が定期的な発作で恋に落ちる話。最強の名も恋する乙女のパワーの前では形無しだぜーという話。

山川田ハナコ子の素で、パパーパパーとごろごろしてるヴァー子ですか…。
(*´д`*)


三つ目はフリーマーケットで見つけた鏡の思いにあてられて、元の持ち主をめしあが探そうとする話。

ヴァー子が…出なかった…。



物語としては時間が進んだので、滅亡には近付いたのだろう!だけど滅亡の真相や回避に進展は殆ど無いときた!
時間切れまで最強だとかウィザードだとかそういう話をしてるつもりですかこいつ等は。そんな奴らに運命を左右されたらたまったもんじゃないですな。もう少し終末に対して、具体的な予測を立てている人はいないのでしょうかね。
もっと外の情報が欲しい…、ここは番外編でもいいから殺ヶ原から離れてめしあを見せてほしいです。
具体的に言うとですね、ヴァー子のいちにちを出すべきだと思います。