伝説兄妹２！

今年9月に創刊された、賞なんだかレーベルなんだかよくわからない「このライトノベルがすごい！文庫」から今月第2陣が出版されましたね。「伝説兄妹2！」と「暴走少女と妄想少年2」の2つです。続編しかないが大丈夫か？　このレーベルがどんな展開をしていくつもりなのかが相変わらず見えませんな！取り敢えず挟まっていたチラシによると、受賞作全部に2巻が出る事は決まっているみたいです。新作はまったく見当たらない。
さてそんな事は置いといて、ワタクシが個人的にお気に入りの「伝説兄妹！」に続きが出た事は素直に嬉しいのです。ワーイワーイ。まあ1巻でそれなりに無茶苦茶な話をやり尽くして続きなんか出せるのかこれと正直思わなくもないのですがどうすんでしょう。

（読む）
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また無駄に壮大な話になってて笑った。
前回は世界を滅ぼしかけるほどの出来事が起こって、次は相当インパクトが無いと驚きなんかないぞと思っていたらまたこの兄妹は世界を滅ぼしかけるという。エー！こいつら毎回世界を滅ぼしていくつもりなの！？あほ過ぎるけど笑えてしょうがないです。もういいや、好きにやればいいじゃない！面白いから。
世間的にクズの評価を頂いている本作の主人公ですが、前回からちっとも成長する事も無く今回も我が道を行っております。しかし私はそんな主人公の事は別に嫌いじゃないので、相変わらずの彼をニヤニヤしながら見てました。あ、でも腐れ野郎だとは私も思っていますけど。そんなことより、とにかくこの兄妹は仲が良いんですよ。主人公の言動は酷いし妹のデシ子はいつも不遇な扱いをされてるしで一見そんな感じはしないんですが、見ていると度々「お前らホント仲いーな！」と思わず言ってしまう事がありました。分かる、俺は分かるぞ兄ちゃんの優しさが！（笑）付きだけど！兄ちゃんホントは優しいんだよ（笑）。この兄妹のやり取りを見ているだけで自分は満足出来ます。
また最初は続きなんか出せるのかコレなんて思っていた内容の方も、新しい神様を投入して面白可笑しく話をめちゃくちゃにしている作者の筆致を見ていたら、なんだまだ3巻4巻と続きが出せそうじゃないですかと思える世界の広がりが見えました。何気に凄いですね。
作者があとがきで「3巻も出させて欲しいなぁ…（ちらっと宝島社さまを見る）」なんて言ってますので、なら私は読者側の立場から「3巻が出てくれたら嬉しいなぁ…（ちらっと宝島社さまを見る）」と言ってみる。なぁ…？（ﾁﾗｯ）