ヒメカミ覚醒。 〜マツロイの剣〜 (2日目)

ヒメカミ覚醒。-マツロイの剣- (ファミ通文庫)
Σ(°Д°;)ナ、ナント!?こうきたか!


はい、という訳で今日はヒメカミ覚醒の続きでございます。
前回起こった吸血鬼騒動をどう捉えるか、多方面からの可能性を考慮していたところ、結構ストレートな展開が来て逆に驚いている次第です。
でもミステリーを読むといつも思うよね。いくら仮説を立てようとも裏付け作業が読者には出来ないのは辛いと。
直感で選ぶのは嫌いなんですよ…。ハイハイ今回も分かりませんでしたよ。


そして和葉の困ったときの獣の槍頼みは何だコノヤロー!
ピンチだ! → 覚醒 → 逆転!
毎回なんだこれは!こんなの、こんなの…!
タイトル通りなのが悔しいぞ!大人って卑怯だぃ!


自分の行動に無責任な人が多いのが困りものですよ。
何かにつけてフェアじゃ無いと拘る和葉は、言い訳前提の逃げ腰野郎ですよ。戦いが決着した後よかったよかったと零したその言葉は、相手の無事に対するものか、はたまた自分が殺人者にならなかった安堵から来たものか判ったもんじゃないですな。
犯人の行く末も、被害者に厳しい天の采配が下りました。

学校でのイジメ描写の過酷さは、もう安定した輝きを放っていると言っていいくらいの品質でした。才能が輝くところで喜べないよ!



あれだ、護神器が何でもありの超パワーを持ってるくせに、ちっぽけな日常生活で納まっているのがいけないんだ。ギャップを楽しませようとしてる訳でもないしね。
そんな槍…じゃない剣なんか捨ててしまうんだ和葉!本当に剣で戦うべき相手なんか現代にはいないんですよ。
そんな相手が無理やり供給され続ける限り、和葉が護神器に操られてるイメージは消えないんですよ。