ナイチンゲールの沈黙 (1日目)

ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
手術室で起こった不可解な死を謎を追った第一作「チーム・バチスタの栄光」に続く第二弾。
チーム・バチスタの栄光は『このミステリーがすごい!』大賞を受賞してウン百万部も売れたという大ベストセラー、このあいだ映画化もしたしドラマ化もするという大人気っぷりで…
…え!ドラマ化するの?マジだ!…どうしても田口を原作通りにしたくないらしいな。


まあそれは置いといて、私も当時文庫化したときを見計らって「チーム・バチスタの栄光」を読んだのであります。
正直なところを言いますと『このミス大賞受賞』って評判のせいであんまり気が進まなかったんですよね。以前の大賞受賞作でちょっと疲れた後、次点の作品を読んだら完全にくたびれちゃったんです。この賞は相性が悪いぜぃ〜フゥハハァーと少し休憩した後、区切りを付ける気持で手に取ったのが「チーム・バチスタの栄光」。

感想 → ほんとにすごかった。

手術中に起こった患者の死が医療ミスなのかどうかを同病院の田口医師が調査するんですがね、その調査が私には手も足も出ないんです。疑いを掛けた人物に一人ずつ話を聞いて当時の状況を検証し、事故の可能性と殺人の可能性の両面から探りを入れる作業を田口医師が行います。おそらくほとんどの人が正直に喋ってくれているんだろうけど、手術中このときにはチャンスがないとかこの方法なら誰かが気づくとか言われてもはーそうですかとしか言えないって!手術なんて受けたことはあってもやったことあるわけないしそもそもバチスタ手術なんて初めて聞いたよ分かるわけないよ無理っすよ。タスケテー!
そんな感じでお手上げ状態の時に助っ人として現れたのが変人。
訳わかんないものに訳わかんない人をぶつけるなんてどういうことだと思いましたが、何この期待感。気味悪いけど頭の良さげなこの変人が何かやってくれそうな気配がプンプンする面白さ。コイツ凄かったです。


だからその続編「ナイチンゲールの沈黙」も正直楽しみなんですよね。というか読んでる真っ最中です。
オッケー!これから2日か3日はずっとこれで行くよー。上下巻だからちょっと長げーんだな!