薔薇のマリア 10

薔薇のマリア X.黒と白の果て (角川スニーカー文庫)
薔薇のマリア10巻です。
1〜9巻の感想?そんなものありませんよ。
今回の10冊と外伝4冊あわせて全部で14巻、思えば遠くへ来たもんだ…。
すでに立派な薔薇マリファンの私ですから、新刊を読むのは至福のひと時であります。
そう、ページを捲ればそこには甘美な花園が広がり、私を悠久の彼方へと誘ってくれるので…


へぶぁ!  :y=-( ゚д゚)・∵;;


ふふふ、スイマセーン、私嘘吐つきました。
実はファンの私ですが、薔薇のマリアを読む度に血を吐いてマース。
綺麗な薔薇には棘がある、譬えるなら棘はストーリー自身、読めば読むほど身に蔓が絡まり棘で傷だらけです。そんな苦痛を味わいながら何故読むのかって?
それでも薔薇が綺麗だからサ。薔薇のマリアファンじゃなくて、マリアのファンでした。)
マリアとはこの物語の主人公兼ヒロインの名前で御座います。Amazon画像の赤い髪をしている方ですよ。
私にとって薔薇のマリアの魅力の99%は、マリアの「女の子じゃないやい!」の台詞で出来ています。ふふふ、そういう事なんですよ。
マリアはヒロイン兼ヒーローのハイブリッド主人公なんですよ!
そして忘れてはいけないアジアンの存在。私の心の友です。

マリアの魔性の微笑みは男女を問わず魅了し、気高い精神は決して誰かに手懐けられたりしません。
その魅力ビームは次元の壁を越えて私をノックアウト。な・の・に!
物語中の登場人物たちはマリアの魅力がイマイチ分かっていません。テメーらの目は節穴かってんですよ。
その中で初登場時からマリアラブを叫び続けるアジアンは、まるで私の思念を具現化したような存在です。
たとえ武器で攻撃され暴言を吐かれても常に行動を監視し、マリアがピンチになったら颯爽と駆けつける彼のどこまでも紳士的な態度は素晴らしい。
決して変態じゃないよ!仮に変態だとしても変態という名の紳士だよ!
そしてマリアを悲しませることは決してしない、マリアが悲しむのなら死んでも立ち上がる不屈の精神!いまさら10巻の内容に触れますけど、後半のアジアンの頑張りは正に紳士の鏡です。マリアが思ってくれるのなら、何度だって立ち上がれるアジアン。報酬はその笑顔一つで十分サ。

リアラブを叫び続け、何度もマリアを守ってボロボロになりながら、10巻かけてようやくマリアとお茶を飲むまで辿り着いたアジアン。
ついにやったなアジアン!

半端なく気高い精神のマリアですが、それもキミの魅力なのサ。