英語のゲーム「Fearless Fantasy」


英語のRPGでお勉強でっきるかなっ!ゲームでお勉強の時間です。
ノベルゲームとかアドベンチャーゲームはそこそこプレイ本数が多くなってきましたので、最近は英語のRPGはないものかと探しています。しかし良い感じのものを見つけるのって難しいですね。FFとかDQのシリーズが英語対応されて配信されてはいますが、どうせだったら外国製のものがいいなと探してみてもなかなかないのですよこれが。日本製のローカライズが多いです。日本スタイルのRPGって外国では人気ないんかなぁ。
まぁ想像していたものとはちょっと違いますけど、目に留まったRPGがありましたのでプレイしました。それがこちらの「Fearless Fantasy」です。略してFF。



キモイ外見にコミカルな動きで奇妙な世界観を演出しているこのゲームは、戦闘とイベントシーンの繰り返しが基本のシンプルなRPGです。街の人と会話をするとかダンジョンを探索するとかはありません。全体のボリュームもそれほどあるわけではありませんが、逆に手軽にプレイが出来ますので英語も取っつき易い感じでした。ゲームのテンポもとっても良いですし、戦闘も結構面白いですよこれ。




フィールド画面はこれが全てです。戦いに行くか装備を整えるかを選ぶシンプルさ。英語の勉強のポイントとしては、ステータスの項目とか装備品の能力とかアイテムの効果とかを、英文の説明を読んで理解することでしょうか。当たり前ですけど。お、このアイテムはステータス異常を回復するっぽい!とか、装備に特殊効果が何か付いてるぞ、とか戦闘を有利に進めるためにも単語の意味をしっかりと把握していきたいものです。つべこべ言わず、使ってみれば分かんだろ!ガハハハハ!って進んじゃうことも多いですけどね!



各フィールド選択をすると、ゲームのバックグラウンドストーリーがちょっとずつ明かされていきます。別に読み飛ばしてもゲームは楽しくプレイできます。でも勉強ですから少しは頑張って読んでいきます。読めない英単語があるので辞書を引きながらっと…えーっと…
”化学汚染された下水だ。かつての清浄なLeuna川に会えるのはいつになるだろうか?King Xolaがこの管理を行っているが、「なんて美しいのかしら!ここからこの惑星は素敵になっていくわ!」と言い残し、愉快そうに国際王族カンファレンスへと出かけて行った。このごみ溜めより酷いものがあるなら、きっとKing Xolaの事に違いない。”
結構難しい…。単語の意味がどうも把握しきれないので、それっぽく適当に解釈して強引に進めます。頑張っても理解しきれないってもうストレスたまりまくり!これも勉強さ。



戦闘はリズムゲームみたいな感じでした。これが結構難しいです。強力な必殺技を使うと入力がさらに難しくなって、大ダメージどころか攻撃が失敗してしまいます。大事な場面で地道に通常攻撃でダメージを稼ぐか、リスクを承知で必殺技に挑戦してみるか。難しいんですけどこれが楽しいのです。



自分のターンなら敵のステータスを確認することが出来ます。この敵は「彼はおそらく自分のビジネスに没頭しているだけだ」って説明されてました。パラソルをさして日光浴を楽しんでることがそうなのか…。ギャグみたいな敵も結構いるのがこのゲームの特徴です。
この敵は他に英文で「毎ターン20%ダメージ増加」「毎ターン5%体力回復」とも説明があります。何気に長期戦はキツそうな相手ですね。有利な情報を得るためにも、英語を頑張って読み解いていきましょう。



ゲームの合間合間に、キャラクター同士の会話が挿入されます。かっこよくも可愛くもない、なんだかみんな困り顔の主人公達。台詞はフルボイスで聞き取りやすいです。ゲームのテンポが非常に良いため繰り返しプレイは苦にならず、イベントの会話も何度も繰り返されますので一回で聞き取れなくても安心の設計。素晴らしいですね。小粋なジョークも混じる愉快なやりとりを楽しみましょう。



ムービーシーンはさらに味わい深い絵になります。フルカラーだと全然可愛くないお姫様が、こんなんでも良く動くせいで凄く可愛らしくなってます。製作者も面白がっている事が良く伝わってくる素晴らしき手抜きですね。



ゲームの雰囲気は動画を見るのが一番ですね。戦闘がメインですから、全編ほぼこのイメージまんまです。
買ったときはApp Storeで360円でした。エンディングまでプレイしましたが、遊んだ時間も数時間ってところでしょうか。でもまぁ、いつか何十時間という大作RPGに英語で挑戦してみたいものです。