英語のゲーム「The Last Express」

どもどもこんにちは。英語でゲームは出来るかな?のお時間です。
参考書でのお勉強つまんない!と書籍を投げ出し、ゲームで遊びながら学べる道を探して適当に目についたソフトをプレイしています。そんな感じで本日はこちらの「ザ ラストエクスプレス」をやってみましたのよ。ただ、今までいくつかプレイした英語のゲームはなんだかんだで何とかなりましたけど、このラストエクスプレスで必要とされる英語のレベルがあまりにもガチ過ぎたため酷い目に遭いました。くっはぁ!私のレベルではこのゲームはキツイ!難し過ぎる!
App Storeで600円で購入いたしましたこのゲーム、根性で何とかエンディングまで行きましたが、道中のストーリに対する私の理解度は散々な物でした…。しかしそんな私の情けない姿とは裏腹に、ゲーム自体のクオリティは凄まじく高くてサスペンススリラーなお話は一本の映画を見ているような感覚でした。そもそもこのゲームが発売されたのって1997年らしいんですけど、プレイした後に初めて聞いたときは「へー、過去の名作をリメイクしたんだなー」くらいにしか思っていなかったんですよ。97年当時にこのクオリティだったようでしばらく「…冗談?え違う?マジ?」って混乱してました。去年作ったって言われた方がまだ信じられたよ…。
そんな素晴らしきゲームを見事に台無しにする私の英語力による、哀しきゲーム感想の始まりでございます。



このゲームはいわゆるポイント&クリック形式のアドベンチャーゲームでして、マウスだけで遊ぶことが出来ます(私はiPadですのでタッチ)。一人称視点で移動しながら、怪しげなところをクリックして仕掛けを動かして進めていきます。対応言語は、アメリカ、フランス、イタリア、ドイツ、スペインの5か国です。私はもちろん英語設定でプレイです。97年のPC版には日本語もあったようですが、収録はされていないようですね。なあに、英語の勉強をするんだから英語だけ対応していれば大丈夫さ。そう思っていた時期が、私にもありました。



ここは1914年のパリ。パリからコンスタンティノープル(現イスタンブル)までいくつもの国を横断する長距離夜行列車、オリエントエクスプレスを舞台にお話の幕は上がります。イベントシーンはアニメーションして見ていて楽しいです。始めはCGかと思っていましたが、実写取り込みのアニメーションなんですね。ロトスコープという手法です。動くときは実写みたいにやたらとリアルに動きます。このオリエントエクスプレスで友人と会う約束を主人公はしていました。




颯爽とバイクの後部に跨り、無賃乗車を試みる主人公が参上しました。何やってんのこの人。どうやら主人公は別件で既に警察に目を付けられていたため、堂々と列車に乗ることが出来なかったようです。なんか後々ゲーム内で言ってた気がするけどうろ覚えです。だって英語難しいんだもん…。とにかくまぁ、列車のどこかにいる友人に会いに行きましょう。



ちわーっす。待った?



って、死んでるじゃん!
呼び出してきた友人に会いに行くと、そこには死体となって横たった姿がありました。いったい誰がこんなことを?友人はこの列車で何を話すつもりだった?さぁゲームの始まりでございます。
元から指名手配されている主人公ですので、友人とはいえ死体を見られると不味い事態になります。ついでに言うと無断で乗ってきていますので、乗客リストに名前が載っていませんので身元を調べられてもアウトです。身分を偽りながらこの長距離列車の中を探索していきましょう。長い長い列車の旅になりそうです。



このゲームの特徴は、各パート毎にリアルタイムで時間が流れていることです。廊下では子供が走り回ってるかと思えば、お母さんらしきマダムが出てきてお説教を始めたりします。部屋から連れ立って出てきた人たちは、その後レストラン車両で食事をしている姿が見られたりします。実際に夜行列車に乗っている臨場感が凄いです。この、誰が何をやっているか、は謎解きに非常に重要でして、時に本人と直接話したり、時に立ち話を盗み聞きしたりして情報を集めていくのです。困った時にはヒントも充実していますので結構何とかなります。しかしプレイしていた私は、この時から既に「あれ…これ私には難し過ぎね…?」とある事に気が付きました。



この列車の出発地点はパリですので乗客にフランス人がいる事は、まあ普通でしょう。ちなみに主人公はアメリカ人です。あとはドイツ出身の人もいましたね。イベントでロシア語で喋ってる場面もあった気がします。いったい何ヶ国なのか分かりませんが、とにかく複数言語を喋る人たちがいっぱいいるんですよこの列車。いちおう外国語で喋っているときは英語字幕が付いてくれますが、喋る速度なんで速いし待ってくれません。さらに英語の会話に至っていは字幕が出てこない!字幕が付くのは英語以外だけ!
メインのイベントシーンのほとんどは英語で会話をしますが、リスニングのみで内容を理解しないといけません。ゲーム自体が映画っぽいのもありますが、普通に英語の映画を字幕なしで見て理解するような感じです。それが出来たら苦労はしないぜ!



人数の多い場所ではさらに凄まじいことになります。部屋のあちこちからフランス語だかイタリア語だかの会話が聞こえてきて、内容は下に字幕で表示されます。同時に英語で会話している人たちもいるのですが、こちらは耳だけが頼りです。他の言語に混じって聞こえてくる英語だけを聞き出す作業…をしながら目では別の会話を字幕で追う…、出来るかそんなモン!陸続きだから列車で隣の国にいけるんだもんね…。複数言語が普通の環境、マジ半端ネェ。
乗客も全員2ヶ国語以上喋れるんじゃねぇのかってくらい普通に言語を切り替えて会話してます。二人で英語で喋ってる会話に聞き耳を立ててたら、途中でイタリア語だかドイツ語だかに切り替わって(その時だけ字幕が出る)、また英語に戻ったりしてるんですよ。どうすればいいんですか私は。


もうね、これで勉強するってレベルじゃないな自分は、って思ったね。泣くしかなかったね。とりあえず目標を切り替えて、クリアだけはしようと決めました。私の英語力でもクリアだけなら可能なのです。




ゲーム中に事件と関係のありそうな新聞記事が読めたりします。さらりと新聞記事一面くらいの分量が出てきましたけど。筆記体で書かれた手紙とか、もう読むことすら出来ないですけどね。そいういうときはいちおう音声で読み上げてくれますけど、聞き取れるかどうかは別問題。というかゲーム自体がリアルタイムで進行しますので、新聞を読むのも妙に焦ります。



キャラクターの取れる行動は様々あり、事件の回避の仕方も複数ルートが用意されています。しかしそれらに寄道する余裕は私にはナッシング。途中で捕まったり死んだり途中下車してゲームオーバーになりながら、なんとかエンディングにだけは到達しました。ゲーム中のヒントは英文で出るもんね。それが読めれば何とかなるからね。まぁゲームは素晴らしいんですから、ちゃんと英語が理解できないままプレイすることになったのはもったいなかったですね。またしばらくしたら再戦したいところです。



ゲームのトレイラームービーはこちら。これを見て英語がすんなり理解できるなら、プレイするのにも問題ないと思われます。いつかそうなりたいものです。