ほたるの群れ5 第十一話「会長、みりん干しを焼く」 (後編)

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ほたるの群れ5 第十一話「会長、みりん干しを焼く」 | studio ET CETERA


今週のほたるの群れはお休みですが、先週は第十一話を日曜と月曜に分けて更新していましたので、残りの月曜の部分を見ていくことにします。HPで公開されているファイルは新しくなったようで、二日分がひとつのPDFファイルになっていました。私は感想が長くなったので前編後編なんて分け方をしましたが、もう気にする必要はなさそうですね。
そんな感じで、ほたるの群れ5 第十一話「会長、みりん干しを焼く」の227ページあたり。永児くんと喜多見さんがサダクラ製薬へと忍び込む場面から再開です。
敵地潜入の緊張感溢れるシーンで突如襲い掛かってきた相手は、なんと山田さん!ちょっと前に初登場したボーイッシュな山田さんだ!そしてほたるの群れ5になって初めての殺合(試合)が始まることになります。対戦カードは主人公、永児くん 対 塾の殺し屋、山田さんです。では二人の対決を見ていくことにしましょう。



♪(・∀・)ノ < 先制攻撃は山田さんからです。永児くんが窓ガラスを突き破って建物内部へと吹き飛ばされましたね。
Ω < その直後、永児くんが山田さんを掴んで闇の中へ引きずり込むのですが、主人公なのに永児くんのほうが悪役っぽくなっていて笑います。
Ω < 驚く山田さんKAWAII!!
Ω < 山田さんの武器は剣。大怪我、悪ければ死ぬこともありえる凶器ですが、対する永児くんの武器は致死性のある毒の入った瓶。敵以上に殺す以外の選択肢がありません。ちょっとは躊躇しろよ!と思うくらいに問答無用で殺しにかかる永児くんがステキです。



試合はその後、新たな乱入者によって中断されてしまいますが、「戦いの終わり?どっちかが死ぬまででしょ?」とか本気で思ってそうな永児くんの恐ろしさが再確認できた出来事になりました。死ななければ喜多見さんといえども問答無用で毒でビックンビックンさせられることも確認です。喜多見さんが永児くんの巻き添えを食らいそうになったとき、毒の後遺症か緊張のせいかで痺れを思い出す描写がありましたが、喜多見さんはきっと「ちょっ、ちょっと待って!私だって3度目も生き延びられるとは限らないんだけど!?」と永児くんに大声で言いたかったのに言えなかったもどかしさが体の反応に出たのだと私は思っています。
残りはもうひたすら山田さんKAWAIIの連続です。初登場時にこの子阿呆っぽいな…と微かに感じましたが、想像以上にアホの娘でキュンキュンきますね。自分の正義を信じ、上司の命令を無視して突っ込んで怒られしょんぼりする山田さん。一回怒られたのに懲りずに事あるごとに剣を抜こうとしてやっぱり上司に怒られてしょんぼりする山田さん。でも何度も怒られても懲りないから、最終的に上司に肩を外されちゃった山田さん。めっちゃ怯える山田さん。
命令に忠実でいい子っぽいけどちょっと阿呆なあたりが、アズミちゃんと同じ系統の匂いを感じます。アズミちゃんも大きくなったらきっとこんな感じになるんだろうなと思いますね。うわぁ、阿坂さんには同情するわぁ…。(でも傍から見てる分には楽しいわぁ)
戦闘の火蓋は切りましたがまだ鎮火した気配は微塵もしない今回のお話。ようやく後半戦が始まったのねと今後の展開に期待が高まります。それと、ラストで永児くんが思い出せなかった四堂さんの遺言を思い出していましたね。四堂さんにとって塾長は身内ですのでこの結論に達したとき相当な衝撃を受けたかもしれませんが、正直部外者から見れば「塾長を信じるな」と言われてもあの人もとから怪しさ満点で信じられる要素の方が少ないんですがね。ウフフフ…