ほたるの群れ5 第十三話「花火大会、始まる」

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とうとうほたるの群れ5の後半戦も始まったかと思われる第十三話。総ページ数もいつの間にか300ページを超えて、普通の小説ならクライマックスが見えてくるくらいの分量になってきましたね。ほたるの群れ3巻だったら、もう終わってるページ数です。
そんな感じで 第十三話「花火大会、始まる」です。峰くんのお母さんがピンチの回です。
トラブルはいつも待ってはくれないとばかりに、海水浴帰りに人が一人死ぬか死なないかの事件に関わってしまった永児くん。その道の怖ーい人たちがせっせとお仕事をしているホットな現場に、ためらいもなく急行です。
しかしその道の怖い人たちがやろうとしてるお金を稼ぐ方法って、どんな仕組みになってるんでしょうかね。電車に人を飛びこませても逆に鉄道会社から賠償金を請求されそうだし、革製品を車輪に巻き込むと除去に時間がかかるとか説明していましたが遅延させることが鍵になってるんでしょうか。ふーむ、わからん。
ともかくお母さんだけでなくお姉さんも別の駅に配置して、万全の態勢で飛び込みの準備をしている怖い人たち。そこまでやってるなら、もしもの時にお姉さんの背中をそっと押す係の人も配置している可能性はあるでしょう。峰くんのお母さんには永児くんが向かっていますが、お姉さんには喜多見さんが向かうことになりました。おっとぅ、喜多見さんも戦闘に巻き込まれる可能性があるかもしれんよこれは。流石に喜多見さんが頑丈とは言え、電車にぶつかるのは分が悪いだろうなぁ(普通に死にます)
逆にその道の怖い人たちが確実にいる方に向かっている永児くんは、アズミちゃんとのペアを組んで疾走中です。永児くんが力任せに駆け抜けて息を切らせている脇で、すいすいと軽やかに並走するアズミちゃんが珍しくカッコイイですね。よかった…作者さんにちゃんと見せ場を作ってもらえたんだね…。アズミちゃん、今、最高に輝いています。
今週のお話は、喜多見さんが望みを託して謎の人物に助けを求める電話をしたところで終わりました。こういう引きは小説で見かけることはあっても、ページを捲ればすぐに答えが分かるから困った覚えは今までなかったですね。でも毎週連載の形式だと効果は抜群です。誰だ…誰なんだ喜多見さんが助けを求めた謎のすましメガネは…。いったいどんなメガネ野郎なんだか気になって夜も寝られないぞ…。