理想の彼女のつくりかた 第一稿 (1日目)

理想の彼女のつくりかた―第1稿のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ! (電撃文庫)



「理想の彼女のつくりかた」というこのタイトル、表紙に絵を載せないで新書とかで出版したら割ともっと売れるんじゃないかとか思った。こう、ハウツー本っぽくして。ネックなのは思いっきりタイトル詐欺なことだな。
どうもコンバンハ。書店に行ったら売ってたので、今月の電撃文庫のお時間が始めます。
さて彼女の作り方といったら、ナンパ?合コン?といった感じでしょうか。いやいやライトノベルの世界では普通、彼女はノートから出てくるもんでしょ。容姿端麗、頭脳明晰、そんでもって俺の事を好きなんてちゃちゃっと書けば一先ず彼女の出来上がり!眩い光と共に目出度く彼女とご対面さ。後はお好みの設定を追加して理想の調整するって寸法よ。
本当に何もかも目出度い設定のお話でございますね。あからさまに素人が手を出すと怪我をする気配プンプンの本です。
ええ、初めは私もそう思っていました。でも読んだら分かったのですが、問題はそんなお目出度い設定ではなかったのです。明らかに作者のテンションがおかしい文章。最初はなんだか日本語が分からないなと思っていたのですが今でも作者の日本語が良く分かりません。これは絶対薬かなにかを一発キメて書いているに違いないと確信しているのですが、とにかく登場人物たちの頭がハッピーで満たされております。みんなすごい楽しそうですね。
ゴメン、大きな声で言えないんだけど、俺このお話…嫌いじゃない。