【峰月皓】俺のコンビニ (1日目)

俺のコンビニ (メディアワークス文庫)


このタイトルを聞くとどうしてもコンビニ経営シミュレーションゲームの様な気がしてしまう自分。いや、単にその昔「俺の料理」っていうゲームがあってタイトル似てるねー思い出すねーというだけの話です。はいどうでもいいー!
どうもコンバンハ。コンビニ経営シミュレーションゲームではないけれど、たぶん経営シミュレーションまではあってると思われるこちらの本。傾きかけた実家の商店を、コンビニ化して再出発を目指す若者のお話です。正直言おう!シチュエーションが地味だと思った!
どうやらこちらのお話はリアル路線で攻めているらしく、見ず知らずの人にタメ口かます礼儀のなっていない美少女や、見ず知らずの人につまらないツッコミかます礼儀のなっていない男子高校生などのファンタジーは投入しないようです。まあ少々志のある平凡な若者が古臭い実家の商店をフランチャイズ店にする決心をするまでの導入部分は、あまりおもしろくないリアル(現実)だったのでどっちが良かったかは微妙な所でしたけど。始めは反対していた母ちゃんが「あんたの好きにしなさい!」とツンデレ回答する事は即効で予想出来るわい!序盤はそんなお約束みたいなリアルのオンパレードで少し退屈ではあった。
ちょっとこれ面白くなるの!?と思ったり思わなかったりしていましたが、中盤からのコンビニ経営のリアル(現実)に話が移ると面白くなってきてました。そうよコレコレ、コンビニ加盟店契約のために説明会出向いたりとか人材募集して面接したりとか、こういう面倒臭くてよく知らない事に主人公が立ち向かってると見ている方は面白いんですよ。さあお話の本番はこれからですね!
さて一つ気がかりな事と言えば、お話にパンチを加えるために恋愛要素をこれから加えてくるのか否か、というのが個人的に気になる所です。だって主人公店長ですよ?身近な所で彼女を調達するならアルバイト店員が手っ取り早いじゃないですか。アルバイトといったら女子高校生ですし、そもそも店員に手を出すのは倫理的にアウトでしょう。そんなコンビニだったら見損なうわよ!つーか羨まし過ぎるじゃないか!