【綾崎隼】蒼空時雨 (1日目)

蒼空時雨 (メディアワークス文庫)


もはや前知識など一切ない!知らない人だからおもしろいかどうか分からないけど、同じようにつまらないかどうかも分からないわけで、うんそんな感じで選んだだけさ。
そして読み始めてすぐに面食らう。仕事に疲れて帰ってきたら、家の前で美人のお姉さんが倒れてて一晩泊めてくださいだとぅ!?そして次の日帰ってきたら、エプロンを付けて晩飯の用意をしていた…。なんてことだ、こんな妄想を恥ずかしげもなくストレートにぶつけてきやがるなんて予想してなかったぜ…!
いや、ワタクシ知らない女性に半日付きまとわれた経験があるんですが、自分のパーソナルスペースに他人がずかずか入って来るってかなりの恐怖体験なのですよ。多少美人だからってくらいでは了承できる行為ではないです。案の定、お話が進んだところでお姉さんが捨て身の告白をしてきたんですが、自分の記憶がフラッシュバックしてきて超怖ぇぇ!もしお姉さんが美人ですらなかったらどうするよ…てな事を考えてしまう。自分の場合は…つまりそういうことだったんだよ…。
そんな感じであまりよい印象を持っていなかったお姉さんが、正直な気持ち「(笑)」な展開に急に陥った後、お話に一区切りが訪れます。いきなり物語が全く知らないものに変わりました。あれ…共通して出て来るのって、ちょろっとしか姿を見せなかったそいつ?もしかして主役が違う?ということは、このお話はいったいなんだ…?