英語のゲーム「Juniper's Knot」

はいはい今週も遊びましたよ英語のゲーム。最近は本の感想が減ってきていますが、同じ読み物ならゲームだってセーフ!の基準で今日も元気にブログにUPしています。
そうです、本日のコチラ「Juniper's Knot」は、海外製のキネティックノベルなのでございます。キネティックノベルっていうのは、選択肢の無いアドベンチャーゲームみたいなものです。さらにぶっちゃけるなら、ギャルゲーです。こいつで楽しく英語の勉強をするって寸法よ。
さて私はこの「Juniper's Knot」をAppStoreで購入(120円)しましたが、PC版がフリーでダウンロード(http://dischan.co/product.php?productID=4)出来るようです。もともとフリーで配布していたけど、iOSにも移植した感じです。知らんかった。でも試にPC版をダウンロードしようとしたら私のPCのセキュリティがめっちゃ警告してきてダウンロード出来なかったよ。ですのでPC版はどんな感じか知りません。とりあえずゲームスタートです。



あら可愛い。オイオイ、海外製だってのにずいぶん可愛いチャンネー(お姉さん)が出てきたんじゃないの?
日本人でも安心のキャラデザインで実に初心者向けです。まぁ絵柄がカワイイゲームをやりたいなら日本の方がラインナップが充実してますんで、苦労して海外製のゲームを探す意味は無いんですけどね。日本のギャルゲーの英訳版とかも世の中にはいくつか出てきているようですし。ですのでせっかくやるならと、私は海外(英語)製にこだわって作品を探すことにしています。設定画面に日本語を選択する項目なんかもちろん無いぜよ!ここからは根性で英語を読んでいきましょう。



このゲームはもともとフリーだからか、全体のボリュームはそれほど多くはありません。登場人物もこの男の子と女性の二人だけで進んでいきます。でも英語の文章で読んでいくと結構大変なんですなこれが。全然直ぐには終わらないけれど、頑張ればエンディングまで辿り着けるくらいの分量でしたので、英語の勉強代わりにある程度気楽に挑戦できるのではないのでしょうか。ただ会話文は受験英語とまた違う難しさがあるのよねー!

このお話は、結界に閉じ込められている悪魔のお姉さんと、その場所に迷い込んだ少年との奇妙な交流の物語です。この悪魔が結界に閉じ込められた理由は不明ですが、閉じ込められて何年も何年も、なんか一世紀を超えるくらいの長い時間をずっとこの場所で過ごしているみたいです。そこにたまたま道に迷って現れたのが、これまた可愛らしい少年です。これにはずっと一人で退屈していた悪魔も、思わずニヤリ。ちょいちょい、暇だからこっちに来て少しお話でもしていかないかしら?と文字通り悪魔の誘いを持ちかけるのです。なんてことを言うのでしょうか。言葉巧みに人を誑かして誘い込む手口は、まさに悪魔の常套手段じゃないですか。これは流石に私でも罠であると分かりました。

見てくださいこのあからさまに何か企んでいる顔を。年上のお姉さんよろしく、ちょっと上から目線でからかってきて挑発までしてくるのです。その手に乗ってはいけません、相手は悪魔です。よく見てください、その異形の姿を。


ほう…


ほう…


ほほう…


つり目、角、感情に合わせてピコピコ動く尖った耳、からかい気味でちょっかいを出してくるけれど実はずっと一人ぼっちだったのでさみしがり屋、大昔の事件で人間の事は嫌っている、けど親友と呼べる人間の友達が昔いた、少年の純粋さには少し心が動かされているetc…

(´ー`) フッ…
流石悪魔です。こんな罠を仕掛けられたら、避けようがありませんね。私だったらもう全力で結界の中に飛び込んでいきますよ。(そしてBADEND)


もちろんもう一人の主人公の少年は私じゃないので、そんな醜態を晒すわけはありません。始めは悪魔の存在を恐れます。でも奇妙に話しかけてくる悪魔に訝しみながらも、少しずつ打ち解けていくんですよね。


やがて結界に捕らわれている悪魔の胸の内に気付いたとき、少年は勇気を振り絞って手を差し伸べるのです。さあ盛り上がってまいりました。単純にひっぱり出すことは出来ないこの結界から悪魔を解放する手段を探して、このお話は後半戦へと移ることになります。少年と悪魔のシンプルな配役と、この二人だけで進むシンプルなストーリー。展開自体も奇を衒ったりしないので、素直にお話の方も楽しむことが出来ました。分かっちゃいても、良いものは良いのです。無事に結界から脱出出来たらどうなるかって、言わなくても分かりますよね。悪魔のお嫁さんが出来るに決まってるでしょ!少年とお姉さん悪魔のカップリングまじパネェっす。


プレイ時間もそこそこに終了です。システム面はスキップとか後戻りとか無くて割と不便ですので注意ですね。英語音声はありません。ゲームの分量が多いわけではないから、その辺はまぁいっかで片付けられるとは思います。
あと実際に英語の勉強になるかどうかは、ようわからんです!例えばゲーム内では悪魔を英語で「fiend(悪魔、悪鬼)」と呼んでいましたね。こうやって少しずつ単語を覚えていくってわけさ。でもテストに出ることは無さそうな単語です。いいんだ、テストの為に勉強してるわけじゃないんだっていう私みたいな人間には、このゲームは楽しかったですね。楽しいのが一番。