【綾崎隼】蒼空時雨 (2日目)

蒼空時雨 (メディアワークス文庫)

くそぅ、小洒落た構成しやがって!なんかとってもいい雰囲気で終わりやがったです。
あっちこっちにお話が移ろうけども、要は全てのお話には繋がりがあったわけでございます。やがてそれらは輪を描くように纏まって…爽やかフィニッシュ!それまで多少憂鬱な気分だったとしてもムリヤリ笑顔にされてしまったような悔しさちょっぴり。
一つ一つのエピソード自体は、少しひねくれたものを期待していた私にはちょっぴり残念な真っ直ぐ具合だったりもします。どいつもこいつもキレイな心をしやがって!おかげで先の行動を読むのが容易いぜ!(悪い事はしないと分かってるから)
相思相愛、想い想われ、ばればれの下手な嘘を吐きながら揺れる恋愛模様に、もー付き合ってられないわどうぞお幸せにと投げ遣りな気持ちにもなります。べ、べつに僻んだり嫉妬したりしてるわけじゃないんだからね!う、羨ましいだけなんだからね!勘違いしないでよね!(…同じだ!)
しかしどいつもこいつもとんだ甘ちゃんだったぜ。