インポッシブル・ハイスクール (1日目)

インポッシブル・ハイスクール (MF文庫J)


ああ…今月のMF文庫の新刊は実に頭のおかしいやつが多い…いいことだ。今日はその中の適当に目に付いたやつから一つチョイスです。

――― 新法により、高等学校が『より個性的なカリキュラム』に特化していった“現代”。学生自治組織〈キャビネット〉の捜査官・秋月凱は、新しい任地(学校)に潜入していた。そこは、『恋愛を授業に取り入れた』高校、清恋学院―――。


恋人同士が優遇されるという校風の清恋学院。どうやらこの世界、少子化のせいで学校のカリキュラムが過激になったらしいです。すなわち清恋学院だけがキワモノというわけではなく、あちこちに独特な校風を持つ高校が乱立しているそうです。目先の人気取りに走って教育機関が見事に迷走しております。こんな日本には未来はありません、本気で国外脱出を考えねばいかんね!

しかしそれが出来るのもある程度自立した大人からでしょうし、いつの時代も犠牲になるのは子供たちということですかね…。ではそこで暮らす清恋学院の生徒たちはどうかというと、とりあえずなんか楽しそうです。そりゃそうだ。

任務で仕方なく恋人のふりをしなくてはならないという設定…あざとい…!「いや、ホントはオレ嫌なんだけど命令だから…」などという見え透いた言い訳がどこの世界で通用すると思っているのか…!そもそも調査らしい調査をしない内に3分の2ページほど消化してしまったぞ!キャッキャウフフしかしてねぇ!