【枡野浩一】僕は運動おんち (2日目)

僕は運動おんち (集英社文庫)

主人公の運動おんちくんは、作者の実体験が基になっているそうな。
スポーツが下手ないせいで鬱屈しまくりのおんちくんの気持ちは、分かるような分からないような…分からないような分かりたくないような…
冴えない自分を思い返す度に「自殺したい」と悶える姿はよくわかるけど、下手に共感すると「そうそう、思いがけない事で後悔するって良くあるよね。そういえば自分もそんな経験が…( ゚Д゚) アアあぁぁぁぁぁ!!」とトラウマを刺激されかねないのです。

まあ、要はそれだけ深くお話に感じ入ったわけですね。だんだん毎日が楽しくなってくるような後半の盛り上がり方は、もちろんこちらも楽しくなりました。うん、えがった。
あと、おんちくんと深い仲になるのが女の子なのか男の子なのか、一進一退の攻防が非常に熱かったです。ウフフフ…