【三津田信三】忌館 (1日目)

忌館 ホラー作家の棲む家 (講談社文庫)
もう、表紙を見ただけでゾクゾク来るね。
毎日暑い!ならばホラーだ!
家に帰ってからしか本を読む時間がないので、いつも夜読んでいます。
夏の夜にホラーですか。まったく、雰囲気だけはバッチシじゃない。の、望むところだ。
というわけで今日から暫く「忌館」読書ツアーに行ってきます。



物語の始まりは大学時代の友人から、お前の作品らしい小説が日本ホラー小説大賞に応募されてるぞ、と知らせを受けるところから。
身に覚えのない私こと三津田は、意図の解らないこの出来事を放っておくことにする…


…うん、物語の序盤も序盤しか読んでないから分からないことだらけ。自分が理解していないことは書けないからこれ以上内容に関することに触れられませぬ…。
なんか今、三津田さんは引っ越し先探してます。で、なんかステキな洋館を見つけて不動産屋と交渉、中の様子をワクワク気味で調べてます。
そして私は現在100ページ目くらいで
向こうには何なんだよーー!?って叫んでます。

実在するミステリ作家の名前が出てきて、「あれー?この本は作者のエッセー?」
というか主人公の名前が作者、「実在してる物を書いてるのかー?」
こんな感じでグルグル思考気味の私。出てくる人物、紹介される本、語られる雑学、知ってるものもあるし、本物っぽいものもある。となるともはや判断がつかない物語中の名詞に現実との境界が曖昧に…。

この物語の導入部は完璧じゃないか。幻想的な世界に緩やかに引き込まれていく感覚。あらゆる要素に「これには何か意味が?」と興味が抑えられません。
いくつか同時並行で進んでいく出来事がどの様に交差するのか、楽しみでしょうがないです。

(表紙を見る)

…楽しみだけど、この人超怖いんですけど…。