夜市 (2日目)

夜市 (角川ホラー文庫)

「風の古道」
おもしろーーい!
昨日の夜市も面白かったけど、風の古道もなかなかどうしていいじゃないですか。
七歳の頃、花見に来た先で父親とはぐれてしまった時、通りかかったおばさんに教えてもらった道。夜になるとお化けが出るからまっすぐいくんだよ、そんな台詞を後にしてそのどこか奇妙な道を進むと無事家に帰ることができた。そして十二歳の夏休み、たまたま一緒だった友人とのお喋りであの道のことを思い出し再び訪れることになった…。

この雰囲気が私にヒット!
ちょっと怖くて、そして静かな異世界がイイヨーイイヨー。人間も人間じゃないものもこの道ではあるがままを受け入れられ、まるで夢の中に入り込んだようです。
終わりの余韻がいい…。

しかし新刊でデビュー作ですか…読みたくても次の作品が無いぃ!単行本は高いー!だったら文庫落ちするまでま、ま、…待たなくても後悔はしなさそう…。
い、いくか!?(読みきった後にまた同じ状況になる可能性アリ)