英語のゲーム「Mage Gauntlet」

今年最後のお休みからこんにちは。もう日がな一日ゲームが出来て充実の毎日ですよ。(引きこもってます)
そうですよ、今回も英語のゲームの感想ですよ。読み物代わりにプレイしているのでアドベンチャーゲームばかりやっていましたが、たまには違うものもないかなとアクションゲームをセレクション。2Dアクションゲームの「Mage Guntlet」をプレイしていました。プラットフォームはiOSです。



ラシックスタイルアクションRPGと公式HPに紹介があるように、ボタン連打で剣をブンブン振り回しながら敵をぼこぼこ薙ぎ払う面クリア型のゲームです。初代PSくらいのグラフィックも、現代ではもう確立した味わい深さがありますね。スムーズに動かせてプレイもなかなか快適です。



主人公はたぶん女の子のレクシー(Lexi)さん。いや、女の子です。この世界は昔、よくあるように悪魔の親玉みたいな存在が現れて、伝説の魔法使い白ひげおじさんと熱いバトルを繰り広げていたそうな。最終的には白ひげおじさんが悪魔を封印してめでたしめでたしになったそうで、上の画像の魔法使いっぽい人が噂の白ひげおじさん本人なのです。割と最近の出来事だったんだな!というわけで世界はとりあえず平和なのでした。
一方、そんな時代に生まれたレクシーさんは、何故か生まれながら魔法が使えないというハンデを持っていました。魔法が使えないどころか魔法陣に触ると爆発させてしまうというほどの特異体質っぷりで、世の中のどの医者(魔法使い)も匙を投げるほどの、ある種の難病にずっと悩んでいたそうです。でも伝説の白ひげおじさんなら何かわかるかもしれないと、遠路はるばる訪ねてきたところからこのゲームは始まります。
このゲームは日本語対応していませんので、お話は全部英語で交わされます。よーし、根性で読み切る時間だ。ストーリーは一本道ながらそれなりに会話や書物がありますので、そこそこ英文の量はありましたね。音声はありません。
白ひげおじさんによると悪魔の封印が最近ヤバいからちょっくら手伝ってもらいながら、ついでにレクシーさんの体質も面倒見てくれるそうな。特別なこて(gauntlet)を貰いましたので、この道具の補助で魔法を使えるようにもなりました。さあ冒険の始まりです。
ただレクシーさんは今まで魔法が使えなかった代わりに武術に打ち込んでいたらしくて、割と脳筋なところがあります。行く先々で敵が立ちはだかると、常に正面突破しか選択しません。この女の子、お淑やかなところが全然ないんですけど…。



ストーリーもなかなか先が気になる作りなので、英文も頑張って読んでいきます。欠点があるとすれば敵キャラクターにオークとかゾンビとかがいるのですが、彼らの喋りの拙さを表現するためにわざと英単語が間違ってたりするんですよね。上の画像は、子供が書いた手紙でしょうか。スペルミスがあったりIが大文字になってなかったりしてます。雰囲気で意味は分かりますけどね。なんだか分かったような分からなかった状態になりながら、何となく読んでいきました。読んでいったはいいのですが、どうも当の白ひげおじさんに対する不満や不信を綴った手紙もちらほらありまして、ちょっと不安になってきます。あれ…大丈夫かなこれ。



結構いろんなステージがありましたが、何とか全部くぐり抜けて辿り着きました最終ステージ。この先に伝説の悪魔がいますので、白ひげおじさんと力を合わせて再び封印の儀式を行います。作戦はレクシーさんが悪魔をボコっている間に、白ひげおじさんが魔法を完成させるというもの。二つ返事で意気揚々と悪魔をボコりに行くレクシーさんはどこまでも脳筋な女の子です。いざ最終決戦へ!



激戦の末ラスボスを倒したら白ひげおじさんが裏切りました。このジジイやっぱりか!白ひげおじさんが言うには「封印の完成には一緒に封印される犠牲がどうしても必要なのだ。許しておくれ…」とのことらしいです。ついでに言うなら「私が封印されちゃったらこの儀式が出来る人が誰もいなくなっちゃうから、自分じゃ出来ないのよね。だからゴメンね♪」らしいので、レクシーさんはこのまま悪魔と一緒に封印される運命なのです。絶体絶命のピンチ!レクシーさんは「絶対戻ってくるからなー!白ひげぇぇぇぇ!!」とヒロインにあるまじき絶叫を残して別世界へと連行されました。尊い犠牲がありましたが、これにて世界に再び平和が訪れたのです。白ひげおじさんは世界に平和を取り戻した英雄として、そしてレクシーさんは勇敢に戦いその身を捧げたもう一人の英雄として、後々まで語り継がれることになったのでした。めでたしめでたしでエンディングです。
これで終わりとか、とんだクソ鬱エンドだよまったく!



このままで終わるかぁ〜!!とエンディング後に封印から手を突き出すレクシーさん。逞しすぎる…。ほんとこの子は最後まで脳筋ですね。一度クリアした後は高難易度の「Master Mode」が選べるようになります。このモードをクリアするとアナザーENDが見れるらしいので、もう一周頑張りましょう。悪魔をボコった次は、白ひげぇ…お前の番だぜ…。



高難易度は本気で敵が殺しにくるし敵の数も多いしで、死にまくりです。手に入る魔法も惜しげもなくガンガン消費していかないと、とてもじゃないけど生き残れません。なんだここは地獄か。封印された先はどこに行っても魔境です。お気軽プレイじゃとてもじゃないけど突破できん!
マスターモードは新しいステージのモードじゃないので、純粋に2週目プレイになりますね。ただイベントシーンは無くなってましたので、英語の勉強としては2週目はあまり役に立ちそうもありません。しかしあのエンディングを見せられてこのまま終わりには出来ません。もう一回遊べるドン!まってろよアナザーエンディング!


音楽も結構良い感じでした。謎解き要素はほとんどない、とことん脳筋アクションRPGです。装備でレクシーさんの外見も変わりますので、着せ替え要素も楽しかったですね。