英語のゲーム「Her Story」


ひさびさにコンニチハですよ。いやー、最近やってたこのゲームがなかなかクリア出来なくて他に話題も特にない一ヵ月でしたよ。英語のゲームですよ。
iOSのアプリでちびちびやっていましたこちら「HER STORY」というゲーム、英語の勉強代わりにとプレイしていたものの割とガチな英語力が必要とされる難易度で大変大変。でもミステリー仕立てのお話はそんな苦労をしながらでも先が気になっちゃう仕様で、なかなか楽しかったのです。



ゲームを始めますと、特に説明もなくパソコンの画面が現れます。いったい何のゲームなのか、何をすればいいのか分かりませんが、仕様です。このゲームは推理アドベンチャーでして、プレイヤーは最後までこのパソコン画面のみでお話の謎を解いていかないといけません。うひょー面倒くさそーという気持ちをひとまず抑えてあちこちクリックすると、少しずつ自分のやるべきことや探すべきものが見えてくるようになります。そして気が付くとじわりじわりと謎を追っていく面白さに気が付くって寸法なのですよ。
このふた昔くらい前っぽいデスクトップ画面をよく見ると「Readme.txt」というアイコンがありましたので、もしかしたら開けるのかな?と思ってクリックしたら中身が読めました。このゲームのおおまかな操作方法が書いてあります。もちろん中身は全部英語です。これくらいは頑張って読まないといけませんが、この第一のハードルでへこたれてたら先はもっと辛いぜよ…。言語設定はありませんので、根性で英語に向かっていきます。
要は目の前のパソコンを使ってデータベースを検索して情報を集めて行けって事ね、とやる事が分かった次は、デフォルトで検索ワードに指定されている「MURDER(殺人)」を試しに検索すると、4件のヒットがありました。



検索でヒットするのは映像クリップのみです。数秒から長くても2分程度のインタビュー映像ですが、実写の女性が取り調べを受けている様子を見ることが出来ます。やーねー、殺人ですってよ奥さん。じゃぁこの女性が容疑者って事なのかしら?聞くところによると旦那さんが殺されたらしいのに、すました顔をしちゃって実に怪しいわねこの女。まぁとりあえず4つの映像を全部みて見ましょ。
映像自体は細切れの短いものですので、表示されているものはそんなに時間がかからず見終ることが出来ました。終わっちゃったけど次は何をすればいいんでしょうか…。
なんとなく予想は付きますが、嫌な予感がしますね…。
検索バーで何か文字を検索すると関連映像が表示されるみたいなんですが…



ぐわッ! 自分で検索ワードを入力しろってことですか!
先ほどのインタビュー映像から殺された人はSimon(サイモン)という名前だったり、February(2月)の行動について聞いていたりと断片的な情報が得られますので、「サイモンって誰よ?」と疑問に思って検索すればそのワードを発言した映像が見られるっていうわけです。



ただこの検索システムがヘボくて、「全部で〜個の情報が見つかりました!」は教えてくれるんですが、続くメッセージをよく読むと「でも制限があるから最初の5つだけ表示するね!」って言っててフザケンナ!ってなります。ためしに空白で検索したら271個の映像がヒットしまして、おそらくこれが記録されている映像の全てであると予想。事件のキーワードを検索バーに打ち込んで、この271個の中から真相を語っている映像に見事辿り着ければクリアって事か!



映像には英語の字幕が付いていますし止めたり逆再生したりも出来ますのでじっくり読み返すことも出来ます。しかしネイティブの発音がガチすぎて音声は全然聞き取れない!イギリス英語(たぶん)だから多少は分かりやすいと思ったのに!
検索する重要ワードを見つけるためには結構しっかりと映像の内容を把握しないといけませんし、何より検索で断片的に得られる情報を整理できないと事件の謎を理解することが出来ません。ですのでテキトーに英語を流していると詰まっちゃうので、必死こいて英文を読みました。こんなに英語の難易度がガチだなんて…。いちおう、日常会話程度の難しさしかないとだけは言っておきます。個人的には日常会話のレベルってクッソ高いと思ってます。
最初は何も分からないし、検索システムもうんこレベルで碌に調べられないしで大変ですが、この不自由さを何とかするのがこのゲームの醍醐味であり面白さでしょう。検索ワードが分からなくても、適当に思いついた単語を入力すると意外と何かしら引っかかったりします。そんな偶然で新しく見つけた映像を見ると、実は自分は驚くほど目の前の女性について知らない事に気付いたりするんです。そもそもこの女性の名前は何なんだ?とかですね。実にミステリーちっくですね。
自力で検索ワードを入力しないといけないのも面倒ですが、英語の勉強としてはスペルミスが無いようしっかり単語を入力しないといけないし、映像は聞き漏らさないようちゃんと見ないといけないし、キーワードを推理するために内容を把握しないといけないしで、やり応えはかなりありましたね。この女性と殺人にいったいどんな関連が存在するのか。英文を理解する度に次第に明らかになっていく事実に、「え、どゆこと?」「え、なに?え?」と私は驚きの連続でした。(混乱してばっかじゃん!)


ゲームクリア自体はそんなに難しくなかった印象です。いくつかの重要な映像に辿り着ければ、どこからともなくメッセージが飛んできて「だいたい分かったかい?」みたいな感じで聞かれますので、良い返事をすればいいのです。私の場合は「(ホントはよく分かってないけど)うん!」って調子の良い返事をしてたらそのままエンディングになって焦りました。ま、待った今のナシ!とすぐさまコンティニューをする私。 HER STORYの終わりは、自分が満足するまで内容を理解できた時に訪れるのです…。さあ気のすむまで、レッツ英語の勉強。



ちなみに海外の攻略サイトを覗いてみたら、地道に検索ワードを推理する他に全部の映像を見る方法が載っていました。
見つけた映像は自分で好きな名前でタグ付けして後で検索しやすいように出来るんですが、このタグ名はデフォルトで「BLANK」って入っているんですよね。検索で「BLANK」と入力すると当然271個の全ての映像が引っかかって最初の5つだけ見られるのですが、この5つのタグ名を適当に変更してまた「BLANK」で検索すると今度は5つ少ない266個の映像が引っかかって最初の5つが見られるんです。そんでまたタグ名を変更して「BLANK」で検索すると…を繰り返せば全部見ることが出来るって寸法です。
タグ名かー自分で付けるの面倒だからいいやと私はクリアするまで使っていなかったので、この方法を知ったときは「マジ…!全然思いつかなかった!」と目から鱗状態でした。ちょっとは頭を使えよ自分って感じですね。