英語で美少女ゲーム


英語に翻訳された日本の漫画や小説を読んで英語を勉強しませんか、という感じで特集されたコーナーがたまに書店にあったりするが、英語のギャルゲーはないものかとふと思った。あった。
というわけで今日はこのノベルゲーム「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」をプレイしてます。
まずこれ、別に外国産のギャルゲーじゃありませんし、英語学習用に特別に作られたゲームというわけでもありません。
もともとは日本のアダルトゲームメーカーのブランドの一つであるKeyというところが、2006年ごろに発売した全年齢対象のキネティックノベルというものだそうな。まあカマトトぶってますが、流石にメーカーさんの名前くらいは知ってました。
そんでこれがどう英語と関係あるのかと言いますと、AppStoreで販売されているiOS用のアプリでは言語設定で英語が選べるようになっているのです。

海外での販売を視野に入れた機能でしょうが、言語設定で英語を選ぶと簡単に言語が切り替わってくれます。

「ドーモ、日本ノ皆サン ハジメマシテ」(言ってない)
これで女の子とキャッキャウフフしながら楽しく英語が勉強できるって寸法よ。形なんかどうでもいいんです。とにかく興味を持ったことで英語に触れることが大事なのです。いい事言った、俺。
言語の切り替えは割と自由に出来まして、プレイ中のどんな時でも読んでいて分からないところがあったら直ぐに日本語に切り替えて〜みたいな使い方が出来ます。使い勝手は悪くありません。でも一番気に入っているところは、やっぱり値段ですね。ダウンロードなので買いに行く手間がなくて、お値段たったの350円。ちょーやすい。
ちなみに文章は英語になりますが、ボイスは日本語のみです。英語の会話文でも後ろからガンガン日本語で喋ってきますのでリスニングは無理です。まあ、しゃーなしだな。でも英文の単語が分かりそうで分からない時に、ああそういう意味だったなとうろ覚えの時に役に立ったりします。文章も日本語をそのまま英訳しているわけじゃありませんし、勉強用を意図してるわけじゃないので目立った便利機能とかはありませんから、英語を1からスタートするような人はなかなか頑張る必要があるでしょう。でも繰り返しになりますが、一番大事なことは興味を持つことですので、作品への愛情があれば何も問題はなしなのさ。
お話の舞台はどうやら戦争で荒廃しちゃった未来の日本っぽいどこか。廃墟を漁って生活している銃を構えた兄さんが、打ち捨てられたプラネタリウムで女の子型の受付ロボットと出会う所から始まります。30年くらいお客さんが来なかったので何やら張り切り気味のロボットさんと、正直それどころじゃないくらいサバイバルな生活で疲れてる兄さんとの奇妙な交流の始まり始まりです。
ギャルゲーって言っても恋愛小説みたいなもの(偏見)ですから私は普段あまり馴染みがないのですが、この作品は私の想像するそういうギャルゲーチックなものとはちょっと違うようです。せっかくギャルゲーをやろうと思ったのですから、もっと女の子がいっぱい出てきて甘い言葉で血反吐を吐くくらいの恋愛シミュレーションゲームをやりたかったので残念ですが、簡単には見つからなかったので次の機会にします。
日本語の文章を見ると「わざわざそんな難しい漢字とか言葉を使わないでもいいじゃん!」とか思うところがありましたが、英文の方は結構すんなり読めました。ほら、曲がりなりにもブンガクを意識すると難解な表現を使いたくなったりするじゃん…。でも日本語文ほど身構えて読む必要はどうやらなさそうですね。
日本語で読む分にはそれほど分量は多くはないようなのですが、英文で読むとやっぱりそれなりの量を感じます。クリアまではもうちょい時間がかかりそうです。
感想の続きはクリアしたらです。