英語で美少女ゲーム Steam編


やっぱり次世代機という言葉が似合うのはセガサターン(またはプレイステーション1)だと思う世代の私です。こんばんは。
世間ではPS4XBOX ONEも発売され、据え置き機のゲームもまだなんとか存在感を保っている昨今ですが、なんだかスマホアプリやPCゲームに押されている感が拭えない不安定なお年頃ですね。例えば最近WiiUPS4を買ったという知人に「なぜXBOX ONEは選ばないの?」と聞いたところ、「XBOXのゲームはSteamで出来るのも多いし」との答えが返ってきました。Steam、そういう選択もあるのか。
Steam自体は聞いたことがある程度の知識しかなく、まぁコンシューマーのゲームも配信されているいろんなPCゲームがダウンロード販売されているところだろうといった認識です。ついでに外国のサイトなんで英語の出番が多そうな印象もあります。英語のゲームがいっぱい見つかるかもしれません。モノは試しだ、やってみましょう。

 Voices from the Sea
このブログでやるならノベルゲームかなぁと見てみれば、あらまぁいろいろあるじゃないのと少々目移りしてしまいます。日本産のギャルゲーの翻訳も結構ありますが、わざわざ英語でやるのに日本人が作ったものを選ぶのはつまらないです。でもノベルゲーのカテゴリーは日本のアニメ文化が色濃くて外国っぽくない現実。いちおう外国のブランドで、ついでに無料でそんなに長くないらしいという理由で「Voices from the Sea」を今回は選択しました。音声とかエクストラエピソードが有料らしい。本編が出来るなら必要ナッシング。さぁインストールして英語のお勉強の時間です。
 「カン太」
主人公のCantusくん。13歳の男の子です。家族ともクラスメイトとも距離を置いて、一人ぼっちで海岸にたたずむのが好きなデリケートなお年頃。ところでCantusってどう読めばいいんだ。カントゥス?めんどいからお前カン太な。


 「マリス」
こちらはヒロインのMarisさん。カン太が一人で海をぼーっと眺めてたら逆ナンしてきました。基本的にこの二人の会話でお話は進んでいきます。というか他に2人しか出てこない。あとMarisはマリスでいいのかしら。



 「ガリ男」
その他の一人、クラスメイトのGARRIOはシルエットのみ。無愛想なカン太にもうっとおしいくらい話しかけてくる、ノベルゲームによくいる友人Aです。アメリカの学校にもこんなのいるのか。あとGARRIOだからお前ガリ男な。



お話はその後、無愛想なカン太に気付いたマリスが「7日以内に笑わせてみせよう!」と勝手に決めて奮闘する展開へと移ります。少年と少女の交流物語ですね。
 「選択肢で英語の読解力が今試される!」
エンディングは変わりませんが、ちょっとした選択肢も出ます。ほとんど意味はなくても、事前の内容をちゃんと理解してどっちが良いかな〜と英語で考えるのは楽しいですね。本編の英語はノベルゲーム特有の会話が主体の文章という事もあって、センテンスが分かりやすく区切られていて理解しやすい印象です。それに洋書とはまた違った風味の日常の会話に出会えるのもノベルゲームの面白い特徴ですね。ちくしょう!可愛い女の子を前に英語が出てこない!俺も小粋なジョークの一つでも飛ばしたい!とやきもきする気持ちが英語を勉強する原動力になるって寸法よ。


プレイ時間はゆっくりやっても1〜2時間ほどで終わりました。良い話でしたよ。英語の内容はその辺の洋書を読むより簡単です。ただストーリーは海の場面ばかりだし、主人公もヒロインも日本のアニメちっくな外見をしているせいで全然外国産っぽくありません。制作会社はいちおうアメリカにありますが、どう見ても日本のギャルゲーのフォロワーですのでこの呪縛からは逃れられないでしょう。外国の雰囲気を楽しみたいなら、ノベルゲームというジャンルはあまり適してないようですな…。かと言って台詞のほとんどないアクションゲームだと英語の勉強にならないだろうね。どのへんがバランス良いのか難しいところで、今後の課題にしてとりあえず今回は終わり。