こうして彼は屋上を燃やすことにした (1日目)

こうして彼は屋上を燃やすことにした (ガガガ文庫)


どうして屋上なんかを燃やすことにしたのか別に聞きたいとは思わないんですけど、勝手に聞こえてくる分にはまあまあ暇つぶしにはなるかな程度には興味が引かれる微妙なタイトルです。まあ何故かこの本が手元にあることですし、聞こえてくる分には仕方がないので屋上を燃やすその理由をせっかくだから聞いてみようと思います。うん、たまたまですよ?たまたま店頭に並んでるのを見掛けて買っただけですよ?別に発売日を調べてなんてはしてませんよ?
どうもこんばんは。本日はガガガ文庫より刊行の「こうして彼は屋上を燃やすことにした」からお送りします。絶賛読み途中でございます。
こちらの本は屋上を燃やすという仕掛けだけではなくて、登場人物がオズの魔法使いにちなんだあだ名を持っているという仕掛けもお話に用意していました。勇気がないから自分の事を「ライオン」と呼ぶ青年。自分の事をバカだと言う少女は「カカシ」を自称し、心が無いと嘯くもう一人の青年は「ブリキ」の役割を演じています。そこにふらりとやってきた主人公の少女は目出度く「ドロシー」の名を頂戴するのですが、こいつはたまたまドロシー役がいなかったので女だからちょうどいいじゃん程度なノリで役柄に納まったような気がします。別に犬の「トト」でも問題はなさそうなノー個性な女の子です。というかトトがいません。
まあ、小学生なんかもよくやるごっこ遊びってやつですね。屋上に集まってオズの魔法使いごっこをしています。クオリティはかなり低いです。
勇気がないに脳みそがないに心がない、こんなことを自称するやつらが普通に生活出来ているのかと心配になるところですが、しっかりと学校に順応できていませんのでお母さんも安心でした。どのキャラクターたちも何か問題を抱えていてストーリー中でスポットが当てられます。
取り敢えず楽しいお話ではないですね。さて、続きは明日にしてどうなることやら。