クリハラさん、英会話教室に行く


ある日クリハラさんは部屋の片隅でいつものようにのんびりしていると、ふと思い立ちました。「洋書は苦労しながらでも読んでいるけど、当たり前だけど相変わらず喋りはさっぱりなんだよなぁ。そろそろ英会話教室に行くのもアリなんじゃなかろうか」
そんな思い付きから始まる新しい英会話生活。…どうだろう、あんまり長く続けたくない気がするなぁこの思い付き。(金銭的な意味で)
さて英会話教室に行くと言ってもスタンダードなスクール形式の他に、世の中にはなんだか料金の安さが気になるスカイプ英会話やカフェを借りて会話を楽しむ形式のものなど手段も種類も沢山あって迷ってしまいます。どれにしようか考えるだけでどんどんやる気が無くなっていきましたが、とりあえず近いからという理由と多少手取り足取り教えて欲しいという理由で英会話教室の形式を今回は選びます。しかしまぁ、お値段のお高いこと。一歩を踏み出すのに覚悟が要りますわよ。
とりあえず無料体験レッスンがありますので、今回はそちらを受けに行ってみましょう。
あー外国人講師にいきなり英語で喋りかけられたりするんだろうなぁ嫌だなぁー(英会話教室で何言ってんだ)と若干上がらないテンションで受付を済ませると、さっそく外国人講師がやってきてレベルチェックの部屋に連れていかれました。予想通りです。講師「ハロー!ナイスチュミーチュー!」私「よろしくお願いします(日本語)」
レベルチェックでは難易度の低いものから高いものまでの質問が書かれた用紙を各自用いて、どの程度まで受け答えが出来るかで今後の教室が判断されます。これでも私はTOEIC770点はありますので、問題用紙に書かれている質問は見ればそれとなく理解することが出来ます。ただなんて喋っていいかが全然わかりません!講師「ウェァーアーユーフロム?」私「えーっとどこから来たって、日本です!(日本語)」講師「ノゥノゥ、ジャパァン。アイムフロムジャパン」私「…あー、アイムフロムジャパン」講師「Good!」
英語でなんて言ったらいいかが出てこないのは分かっていましたので、分からないものは分からないとさっさと白状して先に進んでもらうことにします。でも哀しいかな、文字は読めますので今手元にある用紙に“elementary school(小学校)”レベルとかいてあるのがどうしても目に入ってしまいます。落ち込む私に講師の方が会話は難しいしものですからねと英語でちょくちょく励ましてくれました。ついでにTOEIC770点は凄いとも何度か褒めてくれたんですが、心の中ではもう許してくださいと悲しみの涙を流すしかありませんでした。だいたい予想通りの展開になってレベルチェックも終了です。
というわけでレベルチェックの結果、6段階レベルで2(初級)のクラスからスタートすることになりました。わーい。もうどうにでもなれと若干安いグループレッスンにしたら、高校生と一緒にお勉強することになりました。もう少し上のクラスに行かないと社会人の方には出会えないそうです。なんだか一緒の高校生に申し訳なくて泣けてくるようです。
これから大丈夫かなぁ…