ほたるの群れ５ 第十二話「阿坂、荷物持ちをする」

ほたるの群れ５ 第十二話「阿坂、荷物持ちをする」 | studio ET CETERA

今週のほたるの群れのお時間ですね。先々週(先週はお休み)での戦闘が落ち着き、翌朝また海でのお遊びが繰り返されることになります。
そんな感じで今週は平和ですわぁー。の、取り立てて騒ぐところもないですわぁーの回ですの？
さて、楽しかったクラスメイトとの海水浴の時間も終わり、締めの花火大会へ向けていそいそと皆が帰り支度を始める場面から始まります。命のやり取りをした数時間後には平然として生活をしている姿が、さりげなさすぎてぼーっとしてると違和感がありません。日常生活に暗殺が組み込まれた奇妙な生活習慣がすっかり確立されてしまっています。いい加減私も洗脳されそうですが、いや、それはおかしいといつまでも主張し続ける所存であります。NOと言える日本人でありたい。
一旦表面の状況は落ち着いたかに見えても裏では着々と不穏な動きが進んでいるようでして、ほたるの群れ５で中心となりそうな峰くん家のトラブルが起動秒読み段階にまで来ている気配があります。もともと峰くんの家を狙っていたグループと、阿坂くんを動かしている別グループとがあって、なーにやってんだこいつらと各々の目的がイマイチ把握できていないのですが、とりあえず峰くんのお母さんが死にそうなのは分かります。ただ誰を敵とみなして誰に協力すれば助けられるのかがようわからん。助けていいのかもわからん。そんな困ったとき、どんなことになるか分からなくても動いてくれる永児くんは、やっぱり作品のヒーローなんだと思います。いやー現地の状況は知りたかったけど、係わると面倒事も多そうでさ。ついでに厄介事も全部引き受けてくれそうで便利だわアイツ。
ちなみに峰くんの件にアズミちゃんも加わっているようなのですが、途端に不安になるやら、何かやらかしそうで逆にそれが楽しみだわでこちらも目が離せません。というかアズミちゃん、電話で名乗る時に「アズミだよ」って名前で言うんですね。中学生でそれは許されるのですか？そこは普通米原だろうでもアズミちゃん可愛いから似合ってるしなぁいやいやもうちょっと年を取ったら悲惨なことになるぞ…とかなんとか思いつつ、そもそも偽名じゃないのかと思い当たって我に返る。ｯｯ〜なんという高度な印象操作…！アズミが本名だと知らず知らずに思い込まされていたなんて…！？馬鹿な…私がアズミちゃん以下だというのか…？いや、違う…違うぞ"姉"だ…！アズミちゃんの双子の有能な"姉"に違いない！まだ作中で一回も出てきてないけど、気付かぬうちに既に入れ替わっていたとは…！（錯乱）
もしそうなると、アズミちゃんが永児くんに暗殺再開宣言をして、事実上アズミちゃんの命日が夏休み明けと確定したところですが、姉の登場となると状況の予想がまた難しくなりましたね。何もなくアズミちゃん本人が永児くんに襲い掛かったら、反撃として永児くんはためらいなくアズミちゃんを殺しにかかる未来しか想像できなくて震えが止まりません。アズミちゃんは「殺したくないけど命令だから殺さなきゃ」という認識ですが、永児くんは「殺すつもりはないけど、襲われたら取り敢えず殺す」という意識でいるので気合の入り方が違います。勝ち目はありません。
正直言うと、姉の可能性もほとんど冗談です。死んだな…アズミちゃん…。