百年の孤独 (2日目)

ガブリエル・ガルシア=マルケス
百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)



百年の孤独ふつかめー。へー、こういうお話だったのかーと、物語を楽しんでる真っ最中です。
舞台は産業革命辺りの結構現実的な世界のお話でしょうかね。そんな時代に、新しく村を造り始めた人々の、シムシティ的な繁栄の様子が淡々と綴られていっています。主に語られるのは、新天地に旅立つことを主導したブエンディアさんちのご家族の繁栄です。初代ブエンディアさんとブエンディア夫人、それと親しい仲間で開拓した土地に家が立ち並び、旅人が訪れるようになり、子供も生まれて次第に賑やかになっていく様子が描かれていますね。
神様の視点からひたすら客観的に、歴史を語るように続けられる物語は、なんとも言葉に伝え辛いですけど面白いですね。休むことなく場面が動き続けて、だらだらした感じがないせいでしょうか。
今、物語が始まって大分月日が流れたところまで来ましたけど、未だに初代ブエンディア夫人がブエンディアばあちゃんになって現役で活躍しておられます。だらしない夫を引っぱたき、無法者と革命家の息子の尻拭いをし、いつまでも結婚しない娘たちやどっからともなく子をこさえてくる孫たちの面倒を見て…、今のところこのブエンディアばあちゃんの半生のお話になってますね。生娘だった彼女も御年既に100歳超!お迎えは近いな。
ちなみに100年の孤独のタイトルの通りか、ブエンディア家の人々は揃いも揃って行きつく先は引きこもりのようになってます。まあ孤独っていうか、自分一人の世界に耽りがちなんですが、気持ちはわからんでもないですね。ヘッヘッヘ…引きこもるって最高だよな!