WILL (2日目)

WILL (集英社文庫)



( ゚Д゚)  あ、甘ーーい!! 甘すぎるよ!
なんだよもう、ビックリするくらいの甘々の最後で思わず叫んじゃったじゃないか!(心の中で)。WILL、読み終わりです。
今回は前作の主人公の幼馴染が主役のお話だったのですが、彼女が遭遇する奇妙な相談事と並行して揺れ動く遠距離恋愛の模様が描かれておりまして、それがもうね、ベッタベタだったわけですよ。終始ウジウジしててもやもやしたわコノヤロウ!取りあえずハッピーエンドはおめでとうだコノヤロウ!
えーと、高校を卒業後に家業の葬儀屋を継いだ森野さんが、葬儀の仕事を請け負った依頼人のその後に何かと首を突っ込む羽目になる様子を描いたお話でした。なんか親父の幽霊が見えるんですけど、とか、昔死んだ夫が生まれ変わって最近やってくるようになったんです、とかの不思議な話を聞くと、良からぬ事が起きちゃいないだろうなと心配になって原因を調べに行くんですね。その先の真実を探る、ミステリー仕立てのお話です。
ただ主人公の森野さんが、外面では男前の性格をしているようで、内面は結構女々しい(まあ、実際女性なんですけど)ようなハッキリしない態度をずっと彼氏に対してするせいでイマイチ爽やかじゃないわぁ。そこだけ好きじゃないわぁ。
でもまあ、終わりが良かったのでそれでよしとします。いいんだよそんなもんで。
というかMOMENTからWILLが刊行されるまで7年ですけど、このWILLのお話が始まるまでに過ぎた時間とだいたいいっしょなのですね。このシンクロ、だからといって別になんか感じるわけじゃなかったな…。